オトナの恋愛「同棲」から始めてみたら…こんなにいいコトが!(後編)
前編からの続き。ステキな出会いに恵まれ、再婚を考え始めた浩介さん。FPとのマネー相談でやっと打ち明けてくれた心配ごとは何でしょうか…?
<<前編■オトナの結婚にはたいていの場合「事情」がある
浩介さんの心配ごとは、次のようなことでした。
・まだバツイチで子どもがいることを桃子さんに言えていない。
・貯金があまりない。
・たまに桃子さんが泊まりにくることはあっても、一度も桃子さんの家には行ったことがない(何かと理由をつけて断られる)。
40歳を超えてからの結婚の場合、将来子どもを持つということを考えないケースが多いので夫婦二人での未来を考えることになります。
今まで長く「自分だけ」もしくは「それなりの過去」を背負って生きてきていた大人の二人が一緒に生活していくには、一定のルールが必要で生活スタイルが異なりすぎるとうまくいかなくなってしまいます。
■包み隠さず、話してください。同棲から始めてみるのもいい
私は浩介さんに、プロポーズをする前に同棲をオススメしました。
同棲は結婚生活のお試し期間です。桃子さんが自宅に招きたくない理由はわかりませんが、食事の作り方・洗濯の干し方・掃除のやり方・お金の使い方をはじめ、「何か違うな」と思う部分があればお互いに話し合い、それで一緒にやっていけそうだなと思えるのであれば、結婚しても大丈夫と思えるはずです。
もし結婚して浩介さんに万一のことがあれば、銀行口座ひとつ解約するにも息子さんの同意が必要になります。このことは結婚相手に知っておいてもらわなくてはいけません。
大切な子どもにきちんと養育費を払っている実直な浩介さんを理解してくれるような人でなければ、うまくはいかないでしょう。まずは、この事実を桃子さんに伝えてくださいね。
■実は片付けが下手だっただけ…?お互いを補い合えるオトナの結婚に
浩介さんは、離婚までの経緯と、子どもには養育費を払っていること、月に1度は息子と面会していて今後もそれは続けていきたいことを桃子さんに伝えました。
「言い出しにくかったんだね」とおおらかに受け入れてくれ、その後同棲することに。
同棲してみると、どうやら桃子さんは片付けも家事も苦手。部屋が散らかりすぎていて招くことができなかったと白状したようです。
そこは、家電好き浩介さんの出番です。ロボット掃除機、乾燥機付き洗濯機、食洗器、入れるだけの調理器具などを得意げに説明しながら、一緒に頑張ろうという話しているそうです。
お金のこと、ライフスタイルは、大人になると自分の中で譲れない部分もあるかもしれません。結婚前のお試し同棲で、価値観の確認をしてみては?
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