工藤静香、あの一家が「世界で通用してしまう」これだけの理由

イギリスのヘンリー王子と結婚し、一子をもうけたものの、夫婦そろって王室離脱をし、プリンセスでなくなった元女優のメーガン。インタビュー番組で、第一子出産の際に「肌がどれだけ濃く生まれてくるのか」と言っている王室メンバーがいたと、王室内に人種差別的な発言をする人がいることを暴露しました。

 

世界に誇るイギリス王室がいかに時代錯誤で、非人道的であるかを訴えて、同情をひこうと思ったのかもしれませんが、メーガン本人に批判が集まっているようです。私からすると、案外、根性ないんだなという感じ。

 

念のため申し上げておくと、人種差別を肯定しているわけではありません。もしメーガンが本気で王室に関して調べてみたら、「できて当たり前、できないことはずーっと言われる、できすぎると妬まれる」というややこしい世界であることは想像がついたのではないかと思うのです。

 

プリンセスになることは、幸せなのか? ダイアナ妃の場合

アンドリュー・モートン著「ダイアナ妃の真実」(早川書房)を読むと、プリンセスになるというのは、かなりハードな仕事であることがわかります。

 

レディ・ダイアナの実家は名門、スペンサー伯爵家。おばあさんはエリザベス皇太后に女官として使えており、王室とのお付き合いがありました。当初、チャールズ皇太子(当時)はダイアナのお姉さん、セーラと交際していましたが、破局。

 

チャールズと結婚するには、イングランド教会の信者であること、処女であることが条件とされていましたが、チャールズの独身生活が長くなると、その年齢に見合った女性で、条件を満たす人がいなくなります。

 

そこで元カノの妹、ダイアナはどうだという話になります。王室というのは人気商売な面もあり、国民から支持されるかどうかは大事なポイントだそうです。ダイアナとの結婚を推したのはエリザベス女王だそうですが、若く名門家庭出身で美人のダイアナに、イギリスは沸いたのでした。

 

が、それは表向きの話で、婚約後すぐにゴタゴタしていたそうです。チャールズの不倫相手、カミラ夫人(当時)から匂わせをされて、ダイアナは二人の関係を知ってしまいます。両親が離婚し、幸福な家庭に憧れていた少女にはあまりに酷な事実でした。

 

ダイアナは拒食症を発症し、結婚をやめたいと思うようになりますが、王室の結婚がそんな簡単にキャンセルできるわけもない。ダイアナのお姉さんたちも「運が悪かったわね」と変な慰め方をしていますが、王室の結婚というのは、組織の一員になるようなもので、愛というよりも“お仕事”のようなものなのかもしれません。

 

いざ結婚したら、年中マスコミにおいかけられ、新婚旅行中もチャールズと二人になる時間はろくにない。それなのに、チャールズはダイアナに隠れて、こっそりカミラに電話している。絶望したダイアナは妊娠中に何度も自殺未遂をはかりますが、チャールズは無視。周囲に「面倒くさい女」のレッテルを貼られ、摂食障害を悪化させたダイアナは占いやセッションに莫大なお金を使うようになります。

 

しかし、皮肉なことに国民のダイアナ人気は高まるばかり。夫妻を見に沿道に並んだ国民が「チャールズじゃなくて、ダイアナを見たい」と言ったことを聞いてしまったチャールズがヘソを曲げ、ますます不仲に。チャールズのスタッフがダイアナのスタッフに仕事の連絡をしなくなるなど、スタッフも巻き込んで、夫妻は足の引っ張り合いを始めるのでした。

 

王子さまと結婚するというのは、少女期に誰でも一度くらいは夢見ることかもしれませんが、プリンセスになり、王室の一員として認められるまでには、それなりに我慢が必要な気がします。しかし、そこで「私は不幸なの」と騒ぐのも、プリンセスとしては失格でしょう。だって、国民から憧れられ、敬愛されることもプリンセスの大事なお仕事なのですから。

 

日本の”姫”工藤静香も我慢してる?

こなた、日本のこの人も案外頑張っているのかもしれません。「ディア・フレンズ」(TOKYO FM)に出演した工藤静香。その昔、とんねるず・石橋貴明に“姫”とよばれていましたが、こちらの姫はけんかの際の仲直りについて、

 

「『コーヒー飲む?』とか声かけます。私、めちゃくちゃ折れまくりです。もう、工藤折れ香ですよ」「すごく頭に来ても、頭に来てツンとする時間が長いのがつらいです。だから、自分で悪くても悪くなくても『何か飲む?』っていうのがいいですね」とユーモアをまじえて語ったのでした。

 

これって逆に言うと、夫婦喧嘩していると認めたも同然で、ここまでプライベートについて明かすのは、工藤サンにしては珍しいなと思ったのでした。

 

その昔、「好きな人には絶対口答えしない」と、「男を立てる女」であることをテレビで発言していた工藤サン。人気絶頂時のキムタクと結婚し、キムタクの好きなところを聞かれて「すべて」と答えていた工藤サン。そんな基本、男に逆らわない女の工藤サンでも、ケンカはするのです。

 

スターの妻に愚痴が許されないのはなぜか?

庶民であれば、「ちょっと聞いてよ」と友達に愚痴るところですが、2015年の「週刊女性」によると、工藤サンはママ友たちと世間話をしても、夫の話には一切ノッてこなかったそうです。話がねじまげられて、ウソの情報が伝わるのを恐れたのでしょう。

 

そして、工藤折れ香という言い方には、「謝りたくないけど、折れている」という不満も含まれているように感じます。自分が悪くないなら謝らなければいいじゃんと思う人もいるでしょうが、そうもいかないでしょう。

 

「キムタクの妻」であることは、工藤さんにとっては大きなブランドであり、これだけ不倫や離婚が騒がれている中、円満な家庭を築いていることは工藤サンの業績になるはずです。となると、キムタクを怒らせるような真似はできない。

 

ずっとスターであることを強いられるキムタクはプレッシャーの分、繊細だったり、面倒くさかったりするかもしれませんが、それを黙って受け止めるのも工藤サンの仕事。そう考えると、人知れず、工藤サンも我慢しているのかもしれません。工藤サンとてスターなのに。

 

世の中は割とフェアというか、憧れられる人は華やかさの分、人に見せられないものも背負わなくてはいけないのかもしれません。プリンセスにはなりたかったけど、面倒なことは耐えられないとばかりのメーガンの言い分を聞いていると、工藤サンのすごさがしみてくるのでした。