
バツイチになった「元彼」が連絡してくる心理って?
昔付き合っていた元彼。離婚したと風のうわさでは聞いていたけど、いきなり連絡があったら、あなたならどうしますか?
元彼は、一体どんな気持ちで昔の彼女に連絡してくるのでしょうか。そこには、離婚して傷ついたプライドを回復させたいという男性特有の心理があることが分かりました。
恋愛相談家として離婚した男性側からも話を聞くことのある筆者ですが、もしバツイチになった元彼から連絡があった場合はどうすれば良いか、お話します。
離婚がもたらすダメージは大きい
離婚は失恋より深い傷を残します。「離婚は結婚の3倍のエネルギーを使う」といいますが、本当にそう思います。
普通の交際と違い、離婚は社会的にも「バツイチ」というペナルティが付くこともダメージがありますよね。特に男性は、会社などで知れ渡ってしまえば「家庭生活を守れなかった」という目で見られることもあり、女性が思っているより深刻な痛みを受けます。
私の知っているアラフォーの男性が離婚したのは、転職をしてから奥さんとの日々ですれ違いが多くなり、喧嘩が絶えなくなったから、というのが原因でした。
「子どもがいなくて良かったよ」と寂しそうに笑っていましたが、「1人になって仕事にも集中できるんじゃないの?」と尋ねると「張り合いがなくて・・・」と肩を落としていました。
離婚して1人になって、スッキリはしたけど寂しい。それは、傷を負った心を癒やしてくれる人がいないからです。
「家庭生活を守れなかった」という事実は、男性から男としての自信を奪います。本来なら、死ぬまで添い遂げるのが夫婦のはず。それを覚悟で結婚したのに、途中で挫折してしまったという不甲斐なさが、男性の心をむしばむのですね。
「寂しいから」より「助けて欲しい」
そんなときに、昔の元カノを思い出します。
離婚した元奥さんにはまだわだかまりが残っているので良い記憶を思い出すことは難しいですが、昔の元カノは別。時間が経っているせいで、美化された思い出がふっと傷ついた心に浮かびます。
あぁ、また会いたいな・・・。
それは、一種の現実逃避に近いのかもしれません。
男性は、一度付き合った女性に対してはいつまでも情が残るもの。どこかで自分のことを忘れてはいないと期待します。
よりを戻したいとか、慰めて欲しいとか、そんなはっきりした気持ちがなくても、その「情」に頼って連絡をしてしまいます。
元カノというのは、「一度は自分のことを認めてくれた存在」。別れたときのつらさより、付き合っていた当時の幸せな記憶ばかりが思い浮かんでしまい、そこに逃げ込みたくなるのですね。
私に話してくれた彼は、「つい元カノに甘えたくなって。調子が良いと思われるだろうけど、話ができる人が欲しい」と言っていました。
話してくれる人が欲しい。傷ついた心を癒やして欲しい。折れた自尊心を復活させて欲しい。
それは、見ず知らずの人よりも、自分のことを知っている人、理解してくれている人がいい。「寂しいから」連絡するのではなく、「助けて欲しい」という気持ちを抱えています。
本当にただ人恋しいだけなら、元カノでなくても良いのです。逆に離婚したことなど知らない他人の方が気楽に話せるかもしれません。
そうではなくて、「自分を大事にしてくれるであろう人」を、離婚した彼は求めているのです。
元カノなら、俺の良いところを知っている。以前のように楽しく会話してくれる。「そうすれば、俺のプライドが少しは元通りになるはず」。
そんな無意識の思いを抱えて、元カノに連絡してしまうのですね。
ただ話を聞いてあげるだけで良い
もしバツイチになった元彼から連絡があったら、嫌でなければ、ただ話を聞いてあげてください。
「助けて欲しい」とはダイレクトに言わないかもしれないけど、内心は傷ついたプライドを抱えて必死に手を伸ばしているかもしれません。
聞いてあげることで、元彼の方は少しずつ安心していきます。無理に褒めたり持ち上げたりしなくても、「うんうん」と頷いてくれる姿勢が何より嬉しいこと。別れた奥さんに受け入れてもらえなかった自分の痛みを、少しずつ解消していけます。
「自分のことを認めてくれる」という安堵が手に入れば、あなたに感謝するでしょう。
でも、だからといってあなたの方が無理をする必要はありません。元彼の痛みを引き受ける義理はないので、本当に大丈夫な場合だけ、相手をすれば良いことです。
情にほだされて、復縁を狙ってる?と乗り出すとかわされる可能性もあります。
話を聞くのは自己責任で。でも聞くならしっかり相槌を打ってあげてくださいね。
男性は、女性のように感情をあらわにして泣いたり叫んだり、ということがなかなかないので、痛みを自分の中に溜めてしまいがちです。だからこそ、電話の向こうでさらっと「実は離婚したんだ」なんて冷静に言われても、意外と平気なんだと真に受けないことが肝心だったりします。
プライドの痛みほど、隠したいもの。そこを汲んで上手に話を聞ける女性は、本当の意味で元彼にとって「忘れられない人」になります。
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