【クイズ】(メロンの)アンデスってどんな意味だか言える?意外に知らない!
高級なアンデスメロンに子どものころあこがれた人も多いのでは。
「アンデス」はどんな意味でしょう。
網目のメロンがやっぱり好き
答えは「安心です」です。
「アンデス」は「安心です」という意味。「作って安心」「売って安心」「買って安心」の3つを備えた「安心ですメロン」が由来となっています。
アンデスメロンはその名前から南米のアンデス山脈原産だと思われがちですが、実は種苗会社であるサカタのタネが開発したもの。
ウリ科キュウリ属の植物で、アフリカから中国を経由し、弥生時代にはすでに日本にもわたってきたと考えられているメロン。高級フルーツの代名詞ともいえる網目模様のマスクメロンは、戦前からすでに何種類も存在していました。しかし、一つずつ丁寧に作られるため手軽に食べられるものではありませんでした。
1962年(昭和37年)、メロン好きだったサカタのタネ創業者・坂田武雄氏ががあまりのおいしさにヨーロッパから持ち帰ったヨーロッパ系のキャンタロープ種の「シャランテ」と日本のマクワウリの「ニューメロン」を交配して生まれたのが「プリンス」。種の発売とともに栽培指導やプロモーションも行い、手ごろなメロンとして人気となりました。
その後、ビニールハウスなどでも作りやすく、おいしいメロンとして発表されたのがアンデス。1977(昭和52)年のことでした。赤肉メロンなどの流行もあり、さまざまなメロンが手に入れやすく、口にしやすくなった現在でも、人気の品種として生産・流通しています。
メロンといえばやはり網目のあるメロンが食べたい…そんな消費者の思いをかなえてくれる夢の品種だといえるでしょう。
参考:Episode 07 メロン みんなのメロン(サカタのタネ 100周年記念特設サイト アーカイブ)
スポンサーリンク