年収400万なら年間58万円払ってる!? 話題の「FIRE」よりオトクな仮面のススメ

どうも、こんにちは、ぽんちよです。

現在、28歳の私は、北陸の田舎に住み、年収350万で働く会社員です。ふつうの会社員と少し違うのは、YouTuber「【投資家】ぽんちよ」として「投資」や「お金」に関する情報発信をしていることです。

私自身、2年間で約3000万円の資産を形成し、現在はFIRE間近を迎えています。

動画のコンセプトのひとつが「FIREを目指す人の手助けをする」なのですが、ひとくくりにFIREといっても、それぞれが目標とすべき理想の姿は異なるでしょう。

そこで、FIRE=経済的自由を達成して早期退職するの定義について、1完全リタイア、2サイドFIRE、3仮面FIRE、の3つに分けてお伝えしていきます。

 

FIREタイプ1:完全リタイア(退職後は働かない)

出典『めざせFIRE!知識ゼロから経済的自由を勝ちとる』(ぽんちよ著)

「FIRE」「早期退職」と聞いた時の代表的なイメージは、「一生分のお金を稼いだ上で、早期退職&退職後はお金を切り崩して生きていく」というものでしょう。このようなFIREを「完全リタイア〈切り崩し型〉」と定義します。

もうひとつ「完全リタイア」に含まれるのは、大きな資産を築き、早期退職後はその資産から生み出される利益(配当所得)で生きていく、俗にいう「配当金生活」です。これを「完全リタイア〈不労所得型〉」と定義します。この場合は、退職前に築いた資産を取り崩すことなく生活をするため、「資産が目減りしていく」という精神的プレッシャーはありませんが、その時々の配当金総額によって使える生活費が左右されます。

2つの形の「完全リタイア」に共通していえるのは、「早期退職後は一切労働をしない」ことが前提です。すなわち「完全リタイア」とは、「リタイア後はまったく働かない」状態です。

 

FIREタイプ2:サイドFIRE(セミリタイア)

働きながらも自由を勝ち取るサイドFIREという生き方 「完全リタイア」は退職後に一切労働しないことを前提としま
すが、一方で早期退職を志す人の中には、早期退職後も働くというビジョンを持っている人もいることでしょう。

たとえば、①現在の会社を退職し、週5フルタイム勤務は辞めるものの、完全に労働から卒業するのではなく、週2勤務が可能な職場に変える、②退職後は会社員としてではなく個人事業主(副業)になって働く、「セミリタイア」「サイドFIRE」と定義される状態です。

労働を完全にやめる「完全リタイア」とは異なり、リタイア後も労働所得が入るほか、完全に労働から卒業するよりも、仕事をすることで生活にハリが出て、心身の健康のためにもよいかもしれません。

 

FIREタイプ3:仮面FIRE(会社に依存しない会社員)

FIRE の3型の最後は、私の造語である「仮面FIRE」です。
あなたがいま受験生だとします。残念ながら第一志望の大学に落ちてしまった場合、どのようなことを考えるでしょうか。第一志望ではないけれど、すべりどめで受験した大学に入学する人、翌年の再チャレンジを誓って浪人生活に突入する人、まれに、合格した大学に入学はするものの、仮面浪人(大学生をしながら来年の受験に備える)をするという人がいます。大学生をしながら翌年の受験に備える仮面浪人のメリットは、たとえ翌年の受験で再び不合格であっても、大学生という立場は守られる点にあります。

ここで再びFIREの定義について考えます。
「仮面FIRE」は、早期リタイアする上で十分な資産や副業収入があるものの、「今の会社の仕事が好きだから」「万が一の保険として会社員を続ける」などの理由で、FIREできる状態を保ちながら会社員を続けることを指します。仮面FIREの強みは、生活を維持できるほどの副業収入や資産がすでにあるので会社に依存していない、「会社が倒産したら……」など不測の事態におびえる必要がないことです。私自身、現在、本業収入を大きく超える副業収入があり、「仮面FIRE」の状態といえます。

 

【次ページ】なぜ「仮面FIRE」がオススメ?その理由とは…!

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