睡眠コンサルタントが教える、現代の「デキる女」5つの条件

デキる女の５つの条件とは？

ひと昔前までは、肩で風を切り、凛々(りり)しい顔をしてトップギアで働き続ける男勝りな女性が「デキる女」の代名詞でした。でも、今の時代に求められているデキる女は、そんなイメージとはちょっと違います。

今の時代のデキる女が共通して備えている武器といえば、「注意力」「集中力」「決断力」「コミュニケーション能力」、そして「ユーモア力」の5つ。特に最後のユーモア力は笑いや安らぎといったポジティブな感情をもたらしてくれるため、良好な人間関係を築くうえでもとても大切です。

これら5つの武器を兼ね備えているデキる女ほど、実は「いかに働くか」より「いかに休むか」ということをとても重要に考えています。なぜなら、彼女たちは「いかに休むか」ということが、自分のパフォーマンスを上げるうえでとても重要だということをよく知っているからです。

大事なプレゼンや面接の前にアルコールを飲んでいく人はいないですよね。でも実は、睡眠時間が5時間を切る日が続くと、脳はチューハイを2～3杯飲んだときと同じくらい機能が低下するという指摘もあるのです。

オンとオフのバランスをじょうずに取って

仕事のパフォーマンスを高める“5つの武器”をサビさせないようにするには、睡眠時間を確保して、オンとオフのバランスをとることが大切。

「よく働き、よく遊び、よく学べ！」こそ、デキる女のスローガンなのです。睡眠時間を確保するために、「忙しいときほど寝る時間から逆算してスケジュールを立てる」ことを習慣づけましょう。

モーツァルトも武器を磨くのには効果的！

5つの武器を磨く方法として、睡眠時間の確保以外におすすめなのが、移動中にスマホやMP3プレイヤーでモーツァルトの曲を聴くことです。

海外ではモーツァルトの曲を聴くことによってさまざまな病気を治療する「モーツァルト音楽療法」というものも存在しており、リラックス感を高めてくれる作用があるといわれているのです。

緑のある生活でリラックスタイムを

もうひとつ、私が「うまく休む」ためにおすすめするのが、五感でリラックス効果を得る「グリーンエクササイズ」です。

これは、緑がある公園をお散歩したり、ガーデンカフェでランチをしたり、自然にふれることを何かすることをさします。5分程度でも自然にふれることでストレス軽減につながるといわれていますから、仕事のすき間時間に窓から緑を眺めるだけでもＯＫ。

スマホ、パソコン、テレビなどデジタル社会に身をおいているとテクノストレスはどんどん蓄積されていく一方なので、意識的にグリーンを見たり、自然を感じたりする時間を持ちましょう。

このように、心と体を「心地いい状態」で維持していれば、いつでもデキる女をキープし続けることができるはずです。