【クイズ】バリカンの正式名称って何だか言える?意外に知らない!
髪の毛を刈るときに使うバリカン。
「バリカン」の正式名称はなんでしょう。
ペット用もあります
答えは「ヘアー・クリッパー」です。
「バリカン」の正式名称は「ヘアー・クリッパー」です。なおこれは英語由来(Hair clipper)で、フランス語では「トンズーズ」(Tondeuse)と呼ばれます。
日本において、バリカンは明治になってちょんまげを断髪したことと、徴兵令が出されて丸刈りにする必要が生じたことから広まったとされています。形の2枚の刃を左右に往復させて頭髪を刈るバリカンは、現在は電動式ですが当時は手動式でした。国内での普及とともに国産品も開発されましたが、最初は輸入品が使われていたとされます。もともとはアメリカ発祥のものだったようです。
のちに、バリカンという名称はフランスのバリカン・エ・マール製作所(Bariquand et Marre)が由来だと、言語学者の金田一京助が突き止めました。しかし、そのころすでに日本ではヘアー・クリッパーはバリカンとして定着。芝生を刈るものを芝生用バリカンと呼ぶなど、むしろバリカンという名称がなにかを刈るものに使われるように。
昭和のころは職員室に常備されたバリカンで、生徒の頭を刈ることもありましたが、現在ではそうした行為は体罰としてとがめられるようになっています。一定以上の年代の層がバリカンという言葉の響きにちょっとひやりとするのは、バリカン=懲罰のイメージを持っているからかもしれません。
参考:バリカン(コトバンク)
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