【クイズ】シャチハタって何だか言える?意外に知らない!
ポンポン押せる便利なシャチハタ。
「シャチハタ」とは何のことでしょう。
ハンコ文化の今後は?
一般的にシャチハタと呼ばれているものはスタンプ台が必要ない「インク内蔵印(インク浸透印)」(インクが本体に内蔵されたはんこ)です。
浸透印はもともと、シヤチハタ株式会社が1965年に開発に成功したもの。実は商品名としては「Xスタンパー」であり、シヤチハタは社名です。革新的な商品であり、それを開発した社名が代名詞となってシヤチハタと呼ばれ親しまれ、広まってゆきました。なお、シャチハタではなく「ヤ」の大きいシヤチハタが正しい社名表記です。
浸透印は内部にインキを染込ませることで、朱肉やスタンプ台なしで押すことができるように作られています。もっとも、同じ形状のものが作りやすいとされているため、公文書などへの使用が禁止されている場合も多々あります。しかし、昨年から新型コロナウイルスの感染拡大の影響によるオンラインでのやり取りが増加し、「ハンコ文化」への疑問の声も大きくなりました。そのため、捺印を廃止する企業や機関も。一方で、シヤチハタ株式会社では電子印鑑を開発するなど、時流に合わせた事業を行っているのです。
公文書への捺印は不要だと思っても、ハンコ自体は好きだという人も多いよう。子どものころにスタンプを押したときの楽しさを覚えている人もいるでしょう。現在でもクラフトをする際に使用したり、蔵書印を使っている人もいるのでは。古くは「金印(漢委奴国王印)」なども知られるハンコ。時代による変化のなかでも、その文化は残っていくのではないでしょうか。
参考:シヤチハタのあゆみ(シヤチハタ)
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