「パサつく、うねる40代髪」エイジング毛の雨対策ヘアは?
ジトジトするこの時季は、髪がまとまらずに憂うつな気分になりますよね。
しかも、アラフォーになるとストレートヘアだった人でも髪がうねったりツヤがなくなったりするので、ヘアスタイルが思い通りに決まらないもの。
そこで、エイジング毛と梅雨対策を美容室Ramieで教えてもらいました。
本格的な梅雨の前に、ぜひ試してみてください。
1:えり足をキュッと引き締めたメリハリボブ
「梅雨=髪が広がる」と思いがちですが、髪がやわらかい、毛量が少ない人は湿気でペタンとしてしまいます。アラフォーになると髪のハリ・コシも失われつつあるので、この時期「ボリュームダウン」が悩みという人は多いんだとか。
髪ペッタンな人におすすめなのが、トップはふんわり、えり足はスッキリのメリハリあるシルエット。
レイヤー(段差をつけてカットすること)を入れてふわっと髪が動くようにカットしているので、適度なボリュームをキープすることができます。えり足部分は首に沿うようにタイトにカット。全体的にふわっとしているけれど、横に広がらずコンパクトに見えるのです。
前髪は長めに設定し、サイドへ流せば顔も小さく見えますし、華やかな印象に。
毎日のスタイリングは…
タオルでしっかりと水分を拭きとってからドライヤーで乾かします。後ろから前へ手ぐしを通しながらドライヤーの温風を当てると、毛先が自然と内に入りまとまりのよいシルエットに。
髪がパサつきやすい世代なので、スタイリング剤はバームやシアバターがおすすめです。
ペタンとしやすい人は軽いテクスチャーのシアバターを毛先中心になじませてください。根元からつけるとバームの重さでさらにペタンとしてしまうので注意しましょう。
出典>>梅雨の困り髪ですか?「えり足タイトなボブ」がおすすめ【特集オトナの髪悩み】
2:トップにボリュームをプラスしたショートヘア
髪がふくらんでしまうだけでなく、湿気で髪がペタンとダレてしまう人も多いよう。トップのボリュームが要のショートスタイルは、顔まわりはストレートで残し、トップにだけ大きなロッドでふんわりとしたパーマをかけてもらいましょう。
オーダーするときは…
「上だけでいいんですけど、ふんわりとしたパーマってかけられますか?」
3:毛先カールの美フォルムボブ
大人女性にも人気のボブスタイル。おしゃれに見えるけれど、普段からスタイリングが大変なヘアスタイルですよね。梅雨になれば広がる、うねる、パサつくと困りごとが増加。おすすめなのが、毛先にだけワンカールのパーマをかけること。パツンとした切りっぱなしのボブもおしゃれですが、より女性らしさが引き立ちます。
オーダーするときは…
「毛先だけカールをつけたいんです」
出典>>「パサつく、うねる40代髪」エイジング毛の雨対策ヘアは?
4:束感を出して軽いけどおさまるボブ
広がる人の多くは「軽くしたい」とサロンでオーダーするそうですが、美容師さんが思う「軽くする」ことと差があるようです。
「美容師が軽くするというときは毛量を削って軽さを出すことを思い浮かべますが、お客さまが『軽くして』と見せてくれるイメージ写真の多くはシルエット全体は重くて髪表面に動きがあるスタイルです。ただ『軽くして』と伝えると、自分が思っているよりも髪がスカスカで『なんか違う』と感じてしまうかもしれません。特にアラフォー世代がのぞむのは『質感の軽さ』なんですよね」(山内さん)
そんな軽い質感をかなえたショートボブがこちら。カットで質感調整をして束感を出し、軽いけどおさまりのいいスタイルに。広がる人もえり足が浮かないように首になじませてカットするのがポイントです。
毎日のスタイリングは…
束感を出すのって難しいのでは?と心配の声が聞こえてきそうですが、大丈夫!
動きと束感が出るようにカットしているので、スタイリング剤をもみ込むことで自然に束感が生まれます。直毛で髪に動きが欲しい人は、アイロンで毛先をワンカール巻いてください。もちろん、パーマをかけてラクをするのもアリです。
スタイリング剤はウエットな質感になるシアバターがおすすめ。髪を保湿しながら広がりがおさえられます。
頭のてっぺんからつける人が多いようですが、それはNG! 人さし指の爪くらいの量を手のひらによーくのばし(指の間まで)、えり足の内側からつけていきます。えり足→サイド→トップの順でつけるのがベスト。トップは手に残ったシアバターで十分。ただし上からおさえつけないようにしてください。
5:レイヤーを生かした軽やかミディ
アラフォー世代からの支持が高いミディアムスタイル。膨張しやすいスタイルですが、ストレートパーマをかけることで、まとまりやすくなりお手入れも簡単に。顔まわりが広がらないようにおさえこむのがポイントです。
オーダーするときは…
「真っ直ぐしすぎないストレートにしてください」
人それぞれ髪質が異なるので、美容室でまずは相談してみましょう。「顔まわりは抑えたい」「毛先にまとまりがほしい」「とにかく髪がふくらむからなんとかしたい」。些細なことでもいいので、希望を伝えることが、思い通りのヘアスタイルになる近道です。
■お出かけ前にできる膨張対策
パーマをかけている人も、かけていない人もできる膨張対策を紹介します。
まず、基本的なこととして「髪は湿り気がないようしっかりと乾かすこと」です。
髪がふくらむ原因は、髪がよけいに水分を吸ってしまうことにあります。キューティクルをしっかりと閉じ、サラサラになるまで乾かすことが大切です。
対策① ブロー時にハチまわりを抑える
ふくらみやすい場所は「ハチ」。頭の出っ張っている部分です。ブローのときにハチを抑えておけば、ふくらみが気にならなくなります。
髪の表面ではなく内側を手で抑えてドライヤーの温風をあててください。ドライヤーをあててからすぐに手をはなさず、熱が冷めるまで待ちましょう。というのも、髪の形が決まるのは熱が冷めるときだからです。
対策② シアバターで乾燥を防ぎツヤ髪に
キープ用スプレーを吹きかけることで、髪が湿気を吸うのを防ぐことができます。しかし、乾燥しやすいエイジング毛の場合はかえってパサつきが目立つことも。そこで、おすすめなのが、最近よく見かけるオーガニックのシアバター。油分で髪に膜をはり、水分の出入りをブロック。保湿成分が含まれているので、乾燥対策にもぴったりです。
髪が広がるのは内側からなので、表面だけでなく内側からもなじませましょう。
それでもふくらんでしまうなら……結ぶしかない!
いろいろと策を講じてもダメというときは手っ取り早く結んでしまいましょう。
ゴム1本持っていれば、外出先でも対応できます。
トップから後頭部にかけてのふくらみも自然とできるので、いつもよりもおしゃれに見えるかも。
結ぶときもシアバターをもみ込むと、ボサボサヘアにならずまとまりがよくなります。
撮影/市田智之
協力サロン/Ramie http://ramie.jp/
東京・銀座にある大人女性向けのサロン。持ちのいいカットやナチュラルで女性らしいスタイルで、アラフォー世代からの支持を集めている。
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