塩サバに入れるだけ。絶品すぎるソースの秘密【シェフのテク】
こんにちは、vivo花本です。今日は料理そのものというより、フレンチのソースを紹介したいと思います。フレンチのソースと聞くと家庭ではかなりハードルが高く、正直、作ってみようという気にもなりませんよね…… でもこのソースはどなたでも簡単に短時間で作ることができます。しかもかけるだけで、一瞬にして料理がフレンチになるという魔法のソースです。魚介全般と相性のいいソースですが、今回は敢えて庶民のお魚〈サバ〉をチョイス。そしてサバの塩焼きをフレンチに変えてみましょう。
【家バルつまみ by vivo花本朗】 普通の焼き魚を一瞬でフレンチに変えるソースとは。
バターを焦がす??
このソース、フランスでは〈ブールノワゼット(beurre noisette〉と言われ、直訳するとブールはバター、ノワゼットはヘーゼルナッツで、まあ ベーゼルナッツ色のバターといったところでしょうか。日本では〈焦がしバターソース〉と呼ばれます。要するにバターをただ焦がすだけのソースなのですが、いわゆるパンに塗るポマード状のバターとは味も香りも全くと言っていいほど違ったものになります。
基本バターだけでもいいのですが、今回はケッパーを入れてみました。
【材料】
塩サバ (甘塩) 半身
無塩バター 25g
ケッパー 10〜12粒
①まずはフライパンで塩サバを焼きます。
焼いたらお皿に盛りましょう。
②サバを焼いたフライパンにバターを入れて中火にかけます。
バターが溶けてしばらくすると……
③バターが大きな泡状になります。さあ ここからが勝負。
④フライパンを揺すりながら更に加熱していくと、泡が次第に小さく、ムース状になってきます。これがサイン。今まさにバターが焦げている最中。
⑤ヘーゼルナッツのような褐色になったらケッパーを投入。これで出来上がり。サバの上から熱々をかけてあげましょう。(バターがかなり高温になってますので、火傷には十分注意してくださいね)
このソース、実際に作ってみると分かると思いますが、すごくいい香りが辺りに立ちこめます。名前の通りヘーゼルナッツのような香ばしい香り。味も最高に美味しいです。
魚をフライパンで焼くのが手間という方は、もちろん魚焼きグリルを使っていただいてもOKですし、お惣菜屋で焼魚を買ってきてソースだけ作るというのもいいですね。サバ以外にもアジやイワシなどの青魚はもちろん、今が旬の寒ブリやエビ、帆立、サーモンなんかもよく合います。
でもオススメはやっぱりサバとの組み合わせですかね。実はフランスでもとってもポピュラーなお魚なんですよ、サバは。 ぜひ1度チャレンジしていただいて、この美味しさ体感して欲しいです。
vivo daily stand
フレンチデリとデイリーワインをメインに提供する一人でも気軽に使える地域密着型のバル。花本さんは中野本店でキッチンに立っています!レシピの質問も気軽にお店で花本さんに!
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