
「はんく」ではありません。「叛く」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「叛く」です。
「叛く」の読み方は?
「叛」は日常生活でよく用いられる漢字ではありませんが、「叛」を用いた言葉に「謀反(むほん)」や「叛逆(はんぎゃく)」があります。とはいえ、「叛く」を「はんく」「ほんく」と読むのは残念ながら不正解。ただ、「謀反」や「叛逆」の意味を知っている人や、以下に記す「叛く」の意味を知ると、読み方が思い浮かぶかもしれません。
「叛く」は
1
㋐取り決めたことや目上の人の考え・命令などに従わずに反抗したり反対したりする。さからう。
㋑謀反する。はむかう。
2 世間や、ある人のもとから離れて行く。去る。離反する。
3 予想されることと反対の結果になる。
4 その方向に背中を向ける。出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
読み方はわかりましたか?
正解は……
「そむく」です。
「叛く」は「背く」とも書きます。「デジタル大辞泉」には“《「背(そ)向く」の意》”とあります。
「叛く」「逆らう」どう違う?
「叛く」によく似た表現に「逆らう」があります。
「逆らう」は
1 物事の自然の勢いに従わないで、その逆の方向に進もうとする。
2 目上の人の意見などに従わないで、反抗する。はむかう。たてつく。出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。「叛く」には「逆らう」の1のような意味はありませんが、「叛く」も「逆らう」も、目上の人などに対して反抗する意味が共通しています。
「デジタル大辞泉」の解説によると、「叛く・背く」は反対の意思を表す際、言葉よりも行動に重点がおかれる、とのこと。例には「期待にそむく」「…の名にそむく」が挙げられています。確かに「期待にさからう」「…の名にさからう」という表現は聞きませんよね。
一方「逆らう」はこのような例が挙げられていました。
「さからう」は、反抗の意思を言葉や行動で表すことで、「上司にさからって左遷される」は、従わないことから口答えまでを背景に含んでいる。
引用元:小学館 デジタル大辞泉
確かに上記の例を「叛く」で置き換えると違和感があります。微妙な違いですが、これらの言葉を何気なく使い分けていることを考えると、日本語の奥深さと難しさを感じますね。
★この漢字も読めるかな?
答えは>>>こちら
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