「一生、独身かも!」と思ったら見直すべき2つのこと

2021.07.21 LIFE

「このまま一生、一人で生きていくのかもしれない」。そう覚悟したのは39、40歳くらいだったと思う。もともと結婚願望はあまりなかったが、20代、30代のころは漠然と「いずれは結婚するんじゃないの」くらいに思っていた。でも40代を目前にして「いや、難しい気がする」と実感……。それは自分の性格やライフスタイル、そして需要という点を総合的に考えて。現在婚活中ではあるものの、常にどこかで「一生、独身かも」と思っている。そんな覚悟をしてから、女一人が一生、独身で生きてくために必要と感じた2つのことを紹介したい。

 

「一生独身」が何よりも大切にしたいこと

Bathroom scale with fruits and diet text on dial with lines no numbers

一生独身かもと思ったら何よりも大切にしたいこと、それはズバリ「健康」。本当に、健康第一なのだ。これは独身じゃなくてももちろん大切ではありますが、独身ならそれ以上に気をつけたい。なぜなら「身近に頼る人がいない可能性が高い」から!

日頃から「一人でいるほうがラク」「他人と一緒に住むことができない」と思っている私が、唯一「誰か近くにいないかな」と孤独を感じるのが、ものすごく体調を崩したとき。一人暮らしだから、世話してくれる人は家にいない。どんなに具合が悪くても、自分の世話は自分でするしかない。

弱った体に少しでも力をつけるため食事をしようと思っても、自分で食事を作らなくてはならない。食材がないときは買いに行かなくてはならない。でも外出するのがツライときもあるし、たまたま現在の住まいは近くにコンビニがあるが、今後住む場所によってはすぐに行ける店がない場合もある。宅配という手もあるが、頼みにくい環境もあるだろう。独り身が体調を崩すことは、とても大変な事態なのだ。

 

入院したときはもっと感じる「孤独」

さらに孤独を感じるのは入院したとき! 36歳のころだが5日間ほど入院し、手術したことがある。看護師さんや友人がいろいろお世話をしてくれたが、やはり家族でないと頼めないこともある。ものすごく困った。当時はわりと近くに住んでいた姉にそのあたりは全部やってもらったし、もちろん両親に頼むこともできた。しかし今後も同じようにできるかはわからない。

姉は現在、義兄の転勤で遠くに住んでいるため万が一何かがあっても、すぐに私のそばへ来ることはできない。また、両親は今は健在だが、それが10年後、20年後となったらまったく同じ状況である保証はない。

頼れる家族が誰もいないかもしれない……。となると、年齢を重ねても「いかに健康でいるか」が重要になってくる。入院するようなことができるだけないように健康を保ちたい。健康であれば、他人に頼らなくてよい状況がかなり増える。

そして独身が頼れる家族以外の人を探すのは、40代の今は友人や仕事関係など比較的あてがあったとしても、将来的には難しい可能性が高い。だからこそ、一生独身が視野にあるなら「健康」でいることはとても大切なのだ。

 

独身ライフで2番目に大切なこと

パソコンとスマートフォンで家計管理

健康の次に大切だと思うは……ハッキリいいましょう、「お金」である! いやらしい話に聞こえるかもしれないが、お金は非常に重要。なぜなら毎日の生活をしていくうえでお金は必要不可欠だ。生きていくための食事はもちろん、電気、ガス、水道といったライフラインにも、それこそ住居にもお金なくしては住んでいられない。それは持ち家or賃貸のいずれにしても、だ。賃貸なら家賃が、持ち家なら固定資産税、分譲マンションならそれプラス管理費や修繕費がある。

40代のうちは仕事で収入を得ている人が多いだろう。だが、60、70代ともなると必ずしも仕事による収入が得られるわけではない。もちろん年金はあるだろうが、現在の支給が65歳から。現在の40代がその年齢になって確実に支給される保証はない。だからこそ働けるいまのうちに、老後に備えた蓄えをしておく必要がある。

 

味方にするべきは「時間」

老後の蓄えが必要とはいっても、貯金はいきなり増えるものではない。宝くじで当たったなどのものすごい幸運がない限り。そうなると、味方になるのは「時間」。いまからでも毎月少しずつでも期間が長くなれば「塵も積もれば山となる」のごとく、60代、70代を迎えるまでにはまだ20~30年ある。その頃にはそこそこの金額になっていたりする。

こんなことを書いている私も、実はちょっと前まで老後の蓄えなんてまったくしていなかった。始めたのはほんの1年前。月刊誌から異動して、少しだけ以前よりも時間に余裕ができてからだ。ちゃんと老後資金に向き合い始めたのは43歳から。それでも60歳までには17年ある。時間が10年以上あるということはアドバンテージだ。これを読んでいるかたがもっと若いならより長い年月があり、たとえ49歳だとしても60歳までには11年=132カ月ある。

 

「健康」と「お金」、この2つを見直して健全にしていくことが、独身には必要不可欠。どちらか一方だけではない。健康だったとしてもお金がなければ生活が苦しいし、お金があっても健康でなければ満足に生活できないからだ。

もちろん美容も、ファッションも、インテリアも、カルチャーも、旅行も楽しみたい。しかし、どれを楽しむにしても「健康」でなければ実践できないし、「お金」がなければ買ったり行ったりすることも困難になる。だからまずは「健康」と「お金」なのだ。

一生独身かもしれないと思ったら、まず見直して、大切にしたい2つのことは「健康」と「お金」。色気もへったくれもないが、一人で生きていくための2大キーワードである。

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