「一晩中痛みにすすり泣く娘」16歳がコロナワクチン2回めで見舞われた副反応とは

「10代の我が子のコロナワクチン接種、どうしよう」……?

「特に迷わず打たせた」東京都大田区在住の安田ヨシノリさん(53歳)によれば、16歳の娘さんはかなり強い副反応に苦しんだそうです。その様子を教えてもらいました。後編です。

前編はこちらから

*このシリーズでは接種にまつわる「生の声」と「実際にそれぞれの方が行った副反応対策」を可能な限りそのままお伝えするため、個人の感覚や推測等に基づく発言もそのまま掲載しています。十分ご留意の上、お読みください。

2回めの副反応は「気の毒」としか言いようがなかった

16歳の娘さんのワクチン接種について、万事鷹揚に構えていたヨシノリさん。でも、2回め接種のあとに出た副反応は予想を越えるものだったそう。

 

「2回めを接種した当日の夜はとにかくひいひい言っていました。昼間に打って帰ってきて、日没後くらいから背中が痛い、関節が痛いと訴え始めたんです。娘は風邪をひくとそうした痛みを訴えるのですが、それとまったく同じでした」

 

夫婦の寝室を間仕切りで区切って娘さんの部屋にしているのですが、仕切り越しに夜通しうなされる声が聞こえ、まんじりともしなかったそうです。

 

「うーん、痛いー、といううめき声。痛みにうなる声。すすり泣く声。さまざまな苦痛の声がかわりばんこに聞こえてくるんです。本当に夜通し、朝5時くらいまではその状態でした」

 

熱もこまめに測りましたが、さほど上がることもなく、38℃前後をキープ。脱水の不安はありませんでしたが、とにかく背中や関節の痛み、しんどさ、ダルさが強くて強くて仕方なかったようです。

 

「でも、これだけ苦痛を訴えられても、病院に連れていくわけにもいかないんですよね。冷えピタを張って、解熱鎮痛剤を飲ませて、親としてもそれ以上できることはなく、どうもしてあげられない。辛いね、でも仕方ないねという気持ちでした」

 

幸い、火曜の夜までにはだいぶ症状も落ち着き、熱も下がりました。が、水曜になってもまだ腕を上げると痛いと言っていたそう。

 

「こうした娘の体験をもとに、ぼくたち夫婦は接種前に、頭痛薬を買い足し、食事を食べれれないことも予期してinゼリーやプリンを娘のアドバイスに従って準備しました。まったく同じ症状が出るとは思いませんが、親子なのである程度体質が似ている可能性もありますし」

 

こうした体験を経たいま、ワクチン接種をどうすべきかはやはり各家庭ごとの判断になるのだろうな、とヨシノリさんは考えています。

 

「ワクチンを接種したからといってコロナに感染しないわけでもなく、絶対安全ということはありません。油断は禁物、むしろ今は感染防止の対策が新しいマナーですよね。密を避け、マスクをつけて、でも過敏な自粛一辺倒にもならず、感染対策をしながら収束を願って日々を過ごしています」

 

 

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