「つぐなう」ではありません。「贖う」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「贖う」です。
「贖う」の読み方は?
「〜う」の送り仮名から「つぐなう」と予想した人がいるかもしれませんが、残念ながら「つぐなう」は不正解。「つぐなう」は漢字で「償う」と表され、「贖う」とは別の漢字です。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「あがなう」です。
「贖」には「あがなう」「あがない」という訓読みの他に、音読み「ショク」があります。「贖罪(しょくざい)」という言葉を聞いたことがありませんか?
「贖罪」は
①金品を出して罪を免れること。
②罪ほろぼしをすること。
③キリスト教の教義の一つ。キリストが十字架にかかり、人々の罪をあがなったこと。出典元:ショクザイ|言葉|漢字ペディア
を意味します。
先で紹介した「償う」には
金品や労役などで、相手に与えた損失やあやまちを埋め合わせる。補う。
出典元:つぐな−う|言葉|漢字ペディア
の意味があり、「贖う」は
①罪をつぐなう。
②罪やけがれをまぬがれるために金品を出す。出典元:あがな–う|言葉|漢字ペディア
を意味します。
「償う」も「贖う」もほぼ同じ意味で用いられる言葉ではあるのですが、日常生活で見かけるのは「償う」の方が多いはずです。それぞれの例文を見てみると「償う」は
- 「過去のあやまちを償う」
- 「お金では心の傷は償えない」
であるのに対し、「贖う」は
- 「死をもって罪を贖う」
と、“罪をつぐなう”意味に重みを感じます。
「償う」には「埋め合わせをする」「補う」といった意味も含まれています。そのため「贖罪」や「贖う」の意味に比べると、多くの場面で使いやすい言葉といえます。
とはいえ、そもそも「償う」も「贖う」も使わないで済むように注意したいところですね。
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