40代注目!おひとりさまの東京・ヘルシーレストラン最前線。
美味しくて、ヘルシーなごはんは、アラフォー女性の強い味方。加齢とともに、食べたものが自分の体を作りあげていることを、実感しはじめているライターの長谷川です。
ジャンクフードも大好きですが(家でお仕事デーの本日のランチは、定番の「ペヤング 激辛やきそば」でした)、野菜をたくさん食べた翌日は、やっぱり体が軽い気がするんですよね~。
今回はここ最近、オープンした新店や新メニューの提供をスタートした、美味しい、ヘルシーレストランをご紹介します。
フレンチと薬膳の華麗なる融合
2017年4月、銀座8丁目にオープンした「LA BELLE LUNE(ラ・ベルリュンヌ)」は、「薬膳」の要素をフレンチに取り入れた薬膳フレンチレストランです。
「薬膳」と「フレンチ」──、なんだか結びつきにくいかもしれませんが、同店では薬膳をベースに旬の食材と季節に合わせた料理法で作りあげたメニューをコース形式でサーブ。うーん、新感覚!
前菜はたっぷりの野菜からスタート。いちばん最初に野菜を摂り、血糖値の急激な上昇によって起こる血糖値スパイクを抑えるのだとか。2品目には、「命のエッセンス」と称する食材から出る貴重なエッセンスのスープを用意。メイン料理には、山の恵み、海の恵みである旬のお魚とお肉を季節に合わせた料理法で提供します。ディナーとスペシャルコースのメイン料理の後には、健康と美容には欠かせない穀物の栄養とエネルギーをいただく「滋養」という一品も! また、それぞれのお料理に合わせたティーペアリング(6種類+お茶を使ったお口直しのグラニテ)とワインペアリングも用意するなど、飲み物に関しても「美食同源」にこだわっています。
オーナーシェフを務めるのは柳澤義泰氏。東京の中華料理店で修行後、フレンチ、イタリアンの名店で学び渡仏。フランス・ロワール地方のミシュラン2つ星レストラン「ベルナール・ロバン」で修行し、帰国後は和食の研鑽も積んだ柳澤氏が手がける、陰陽のバランスにこだわったコース料理は、見て美しく、食べて美味しいのが魅力。そして、体にも良いだなんてうれしいことこの上なし!
前菜を「太陽と大地の恵み」、スープを「命のエッセンス」と称する、茶目っ気にも心が和らぎます。いつも酷使に耐えてくれている体にご褒美をあげたいときのために、ぜひチェックしておきたい一軒です。
LA BELLE LUNE
住所:東京都中央区銀座8-7-2 銀座藤井ビル2 地下1F
料金:ランチ5,000円(税込)、ディナー 10,000円(税、サ別)、おすすめコース 13,000(税、サ別)
電話:03-6274-6459
https://www.labellelune.tokyo/
東北イタリアンが贈る、週末限定の野菜ランチコース
野菜ラバーにとって耳よりなニュースが入ってきました! 知ってました? この春、宮城県仙台市発祥のイタリアンレストラン「ALMA(アルマ)」が、週末限定の野菜ランチコースをスタートしたんです。
2007年、東北魚介イタリアンとして恵比寿にオープンした同店には、毎日たくさんの「恵み」が届きます。この春スタートした野菜ランチコースは、藤田正美シェフが主に東北から届くとびきりの野菜たちを、「野菜を食べる楽しさを知ってほしい」という思いのもと、様々な調理法を用いて独自の新たなメニューへと昇華させたもの。
シェフが愛してやまない食感も香りも異なる東北野菜たちは、ジェラートやムース、スモーク──、さまざまな調理法で鮮やかに競演を果たします。
滋味に富む東北野菜の未知の美味しさに会いに、今度の週末は恵比寿に足を運んでみては? なお、テラスではコースで使用する野菜の販売も行っています。驚くほど太くてしなやかなアスパラや、のどを潤すほどのみずみずしいパプリカなど、自宅に持ち帰りゆるゆるといただいてみるのもオツです!
住所:東京都渋谷区東3-15-6 百百代ビル1F
料金例:1,800円、2,500円、4,000円のコースあり(税、サ別)
電話:03-5468-5737
http://www.classic-inc.jp/alma/
おいしい東京地野菜、たーんと召し上がれ!
東京地野菜は、市場で仕入れる野菜に比べ、1、2日早く手元に届くのだそう。タイミングのよいときは朝採れをその日に扱うこともあるそうです。「旬の食材を親しみやすい家庭料理のかたちで楽しんでもらえるレストランを作りたい」、そんな思いから誕生したのが、東京・三軒茶屋の「家庭料理ターブロ(TABLO)」です。
地元に愛され連日満席のフレンチビストロ「RIZO」の2号店として、2017年4月、「RIZO」の隣にオープンした同店では、東京地野菜や産直の旬の食材を、日本や世界の家庭料理や郷土料理から知恵を借りたメニューを提案。調味料は、東京都あきる野市「近藤醸造」キッコーゴの醤油をはじめ、基本的に伝統的な自然製法のものを採用。食材は東京都多摩地区や岩手県の生産者のものを中心に、山形県新庄市の在来種で幻のお米といわれる「さわのはな」や、岩手県の在来種「南部一郎かぼちゃ」など在来品種を積極的に料理に取り入れています。
スペインの丸ししとう「岩手遠野パドロンのフリット」や岩手県在来種「南部一郎かぼちゃのクリームコロッケ」、山形県新庄市の在来種「さわのはな」のおむすび、「チベットの手打ちヌードル 野菜たっぷりスープ」など、字面を追っているだけで胸騒ぎがするものばかり。「台湾の豆腐麺 旬野菜ナムルと黄身しょうゆ漬けのせ」、「パリのウフマヨ」、「ポルトガルの半熟カステラ」など、日本の素材を使いながら世界の家庭料理や郷土料理の調理法でアレンジしたメニューも魅力です。
気になる「ターブロ(TABLO)」という店名ですが、「食卓」を意味するエスペラント語なのだとか。大きな食卓をみんなで囲みながら、にぎやかに食事を楽しんで欲しいという思いが込められています。
また、店の軒先では月に1度(第3日曜日予定)「東京地野菜マルシェ」を開催。農家から直接野菜を集荷して販売する「エマリコくにたち」が出張所を設けます。
家庭料理ターブロ(TABLO)
住所:東京都世田谷区三軒茶屋1-40-5 Luce 1F
電話:03-6874-1825
http://www.tablo.tokyo.jp
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