「過去の失敗を思い出してしまい、それがツラすぎる…」川村エミコ編【オトナLab.】vol.3
短期連載、【オトナLab.】vol.3です!
オトナ世代特有の多岐に渡るお悩みを、テレビや雑誌などで活躍するエキスパートたちが答えてくれるリレー連載。
多数あった質問の中から、エキスパート自らお答えするものをセレクトしました。
今回、vol.3にお答えしていただくのは、大人気たんぽぽの芸人川村エミコさんです!
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昔の失敗から抜け出せません…
(質問者/31歳・会社員)
「昔の失敗を繰り返し思い出して辛くなります。もう誰も気にしてないと思うのですが、自分で自分を許せません。川村さんは 昔の失敗などどう乗り越えてますか?」
これまでではなくこれからが大事
川村先生の大人VOICE▼▼
お気持ちはすごーくわかります。私も小さいことをいつまでもくよくよするタイプではあるんです。例えば、小学生のときの話。新聞部に所属していたのですが、Aちゃんという子がMちゃんに「ペン貸して~」と言ったことに対して、そのペンはもう色が出ないということを知っていた私はついその事実をAちゃんに言ってしまったんです。Mちゃんのものなんだから、Mちゃんが伝えればよかったとずっと後悔していて、それ以後人のものや人の事柄について、勝手なことを言わないように気を付けています。
質問者さんの具体的な失敗内容がわかりませんが、私の失敗の乗り越え方は”過去と同じことを決してしない”ということ。そして逆に同じ状況になってしまっても自分が少しでも過去よりいい対応ができたら、ステージがあがった!と思うようにしてるのです。
私はいじめられっこでしたが、いじめをしていた子のことを前につきだしたいとかは思ったことがないんです。なぜなら、もしかしたら”いじめをする側も大変かも”と気づいてしまったから。いじめる子たちの心がすごく荒々しい感じを受けて、ただただそう思ってしまったんです。
つまり言いたいのは、どんな人生もハードモードであり、どんな人生も普通でありながら何かを抱えてる。
なので、自分だけが大変ではなく、みんな大変なんだ!って思えば、少し前向きになれませんか?
また大事なのは失敗を思い出して辛くなったときの処理能力をあげていくこと。PCに例えるなら、ハードの処理能力をあげていって自分の辛さを思うのと同時に同じ思いをしてる人もいるんだって思うように訓練するんです。そうすれば自分にも生きてる価値があるって思える気がします。
あと伝えたいのは、「謝ることもエゴ」ということです。
私も大人になってからも気にしていることが山のようにあるんですけど、例えば元カレに言ってしまったあの一言でこの人は私との別れを決めたよなとか、先輩にあの食事のときにこんなこと言わなければ怒らせなかったのに…などなど。
でもこういう失敗って結局自分の成長につなげなきゃいけないもので、次はこういう風に言ってみようとか次の対処の仕方につなげるほうがいいんです。
だから、「許してもらいたいから」謝るっていうのはエゴだと私は思うんですよね。謝るのであれば、必ず自分のステップアップにつなげなきゃダメです。
最後に、物理学者の佐治晴夫さんという方の言葉で私が大好きな言葉があるんです。
「これまでがこれからを作るのではなく、これからがこれまでを決める」
ぜひあなたもこの言葉を胸に刻んでほしいです。
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