【モデル稲沢朋子】離婚➡ガン発覚。ハードな状況を乗り越える”逆境力”の源

2021.11.07 LIFE

母の病気で子どもたちも
この先どうなるんだろうと不安に

――当時、お子さんたちの様子はどうだったんですか？

小学校１年、２年生だったので、本人たちもわかってました。だけどあっけらかんと病院に母ときては、また明日―って帰ってはいたけど。ガン＝死ぬ病気なんじゃないかって、言葉の方が重くて一人歩きするから、大きくなって子どもたちとそのときの話をすると、「死んじゃうの？」と不安だったと言ってました。

――姉弟でママの話をしてたんですかね。

お姉ちゃんのほうは、そのあと精神的に参っちゃって、すごく甘えん坊になって。あぁこの子は頑張ったんだなって思いました。ふだんはヘラヘラしてる弟くんも、自分が強くいなきゃって、頑張ったんだろうなって。

病気に離婚、人生のターニングポイントでも
ひたすら前向きのわけ

――29歳で離婚、30歳で病気とハードな状況をくぐり抜けてきたら、悲壮感とか大変さが滲み出そうですが、イナトモさんはいつも前むきのオーラ。小さい頃からそういうメンタリティー？

ちっちゃい時からそうかも！　「なんであなたは反省しないの」「だからあなたは学習しない」ってよく親に言われてました（笑）。もう前しか見てないから。マネージャーにも「この間も言いましたよね」ってよく言われます。なんなら、子どもたちにも突っ込まれます（笑）。

――へこむときはないんですか？

もちろん、へこみますよ。ただ、あんまり引きずらない、考えても仕方ないなと思っちゃうんです。なるようになる！考えても仕方ないし、次同じ繰り返しをしないようにしよう、よし！寝よう！っていう感じ（笑）。でも自分では忘れてるつもりないけど、寝たらきれいに忘れてる。

子供達と言い合いしても、朝は気持ちよく何事もなかったように「おはよう！」からスタートです。

――「考えても仕方ない」はいつごろ身に付いたんでしょうね。自分で築き上げてきた考え方？

多分、記憶にはないんですが、何かの時に考えたんでしょうね。ずーっと1週間とか、1ヶ月の間、何かを考えていたとして、結局、答えは出なかったとするじゃない？　そうしたら「この１週間、1ヵ月ムダにした！」っていうショックの方が大きかったんだと思う。そうであれば、これからそれは気を付けるようにして、先に行こう！みたいな。

若いころに経験した大病も、離婚による家族の変化も、とにかく引きずらないというイナトモさんのメンタル。私たちも、何か落ち込むことがあったときに、イナトモさんを100%真似ることはできなくても、考えても仕方ない！寝よう！　って少しでも思えると気が楽になるのかも。気取らず、率直にお話ししてくれたイナトモさんのハッピーパワーを皆さんに少しでもお裾分けです。

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【稲沢さん着用】

▶白カーディガン 13,200円／イーアールエム(アダストリア)

▶キャミドレス 26,400円／アーセンス(アーセンスルミネ新宿１)

▶カチューシャ 1,900円／アメリカンホリック

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▶バングル 2,640円／フィービー

▶白カップ付きワンピース 9,900円／イーアールエム(アダストリア)

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