【マンガエッセイ】台湾必食みんな大好き麺線(メンセン)!

そうめんに似た麺を短く切りとろみのついたカツオだしスープで煮込んでれんげですする、見た目は”なめたけ”されど麺、それが麺線。

私なりに端的に麺線を説明しようと試行錯誤したらこのような説明になります(メンセンとカタカナで検索すると”小型船舶免許センター”が一番上に出てくる、つい見ちゃう)。

小籠包やタピオカミルクティーのようなメジャー感は無いが近頃麺線専門のお店も出店されててついにはレトルトパウチや即席カップ麺にまでのぼり詰めたという台湾の軽食、そんな麺線ネタです。

 

阿宗麺線の次はぜひこちらへ

台湾で麺線といえば西門や士林市場で毎日何百人もの小腹を満たしてる”阿宗麺線”が有名だ。私も大好きで台湾に行くたびにおやつとして食べていた。しかしあるとき、麺線を食べずに台湾旅行が終わるかもという危機が! もう出発の日の朝しか食べる時間がない、でも阿宗麺線9時オープン(それじゃ間にあわない)。そこで朝からやってる麺線屋さんを調べたらみつかったのが、ここ”阿川蚵仔麺線”! なんと朝7時オープン。雙連駅から寧夏夜市へ向かう道にオレンジ色の看板で目立つ外観、目が合う店員さんみんな愛想よく、もし何も知らずに前を通ってもふらりと吸い込まれちゃうような雰囲気。店頭では大きな鍋にぐつぐつと大量”なめたけ”のような麺線が煮込まれ、脇の鍋にも大量のカキがボールプールのようにひしめきあってプカプカしてる! それを見ながらオーダー(日本語記載あり)。ぐう、と昨晩も鍋だの台湾ビールだのでいっぱいになったことなどなかったかのようにお腹がなるほど視覚嗅覚刺激されます。

 

店内清潔座って食せる

10代20代ならいざ知らず、「お金なら出すからこっち持ってきて」とブッフェすら面倒くさいと感じるようになった40代(私だけ?)。味そのものも大事だけれどそれをとりまく環境や雰囲気、店員さんの感じの良さなどのプライオリティーがぐんと高まる年代として、このお店の清潔感とちゃんと座って味わって食べられるというのは魅力ポイントの1つ。さきほどの”阿宗麺線”の一番有名な西門店は行列必至でみんな店頭で立ち食い、もちろんそれも旅先のお楽しみなんだけどね。

 

好きなものがいっぱい入ってなんと1杯60元!

カツオの香りは日本人だし文句無しに好きでしょ〜麺類嫌いな人はそういないよね。、大腸は酒のつまみにも最高、カキだってできるもんなら値段気にせず食べてみたい!パクチーは”追い”で大量にするほど好き。翌日仕事で人に合うこともないからにんにくも入れて、辛いのも・・・一つのお椀でこれほどあれこれ思いを馳せられるものはなかなか無いのではなかろうか、とにかく小さな椀内小宇宙。これが1杯約240円 ※1元=約4円で計算(2017年5月現在)日本で色々な麺線が出ていて嬉しいとはいえ、やはり現地に行って「こんな豪華でこの値段!」といいつつすすって食べたい1品なのです。

阿川蚵仔麺線

住所:台湾台北市大同區民生西路198-17号

Tel:02-2552-3962

 

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(毎週木曜19:00更新中!次回もお楽しみに……!)

 

佐々木千絵さんの台湾1周!

 

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