更年期の「疲れやすさ」は別格なのに、夫は理解してくれず…46歳が漢方で立ち直るまで

40~50代になり、「最近、疲れやすくなった」「以前と同じ仕事なのにしんどい」などの悩みがありませんか?

日本の女性は平均的に50歳頃に閉経を迎えることが多く、閉経を挟んだ前後5年間は「更年期」と呼ばれています。

この時期は、ホルモンバランスの影響で、さまざまなからだや心の不調に悩む女性が多いです。

 

更年期女性のお悩みのひとつに「疲れやすい」があります。

今回は、更年期の疲れやすさの改善法について「あんしん漢方」の薬剤師、清水みゆきさんに教えてもらいました。

 

41歳で出産、周囲のママよりも疲れやすくて…子どもと遊べない

子育て真っ最中のいずみさん(46歳)は、最近、体力の低下や疲れやすさを感じていました。

 

「41歳で第一子の男の子を出産しました。息子は5歳でやんちゃ盛り。子どもに合わせて生活していると、体力がないせいか疲れ果てて毎日ぐったりです」

 

夫は仕事で忙しく帰宅も夜遅いことが多く、実家は遠方で頼れないといういずみさん。

 

「毎日、子どもの世話と家事、仕事でいっぱいいっぱいです。自分の好きなことや趣味を楽しむ余裕なんてありません」

 

子どもを公園に連れ出すだけで一苦労。息子さんが遊ぶのを見守るだけで、一緒に公園で遊ぶ体力も気力もないそうです。

 

「小さな男の子相手の育児は大変で疲れるのはわかっています。まだまだ若いつもりでしたが……周りのお母さんと比べると、明らかに自分に体力がないことを痛感するばかりです」

 

異常な疲れ、なのに夫には「ダラダラしてるせいだ」と言われ…

いずみさんが感じる体力の低下によるしんどさは、なかなか周囲に理解されなかったそうです。

 

「最近、すぐ疲れてしまう」

 

そう夫に相談しても真剣に取り合ってもらえません。

 

「疲れるのはみんな同じだろう」
「休みの日にゴロゴロしているから、余計に体力がなくなるんだろう」

 

と言われる始末。

いずみさんは、それ以上強く訴えることはできず、誰にも理解されないつらさに精神的に落ち込みがちになってしまいました。

 

更年期の疲れやすさは「別格」だった!?

いずみさんはつらい体力の低下や疲れやすさを誰かに聞いてほしくて、SNS上での高齢出産のフォーラムに参加してみました。

 

「更年期になると、ホルモンバランスのせいで体力が落ちたり疲れやすくなったりしますよね!」
「更年期の疲れ方は別格ですよ」

 

いずみさんが現状のつらさを相談すると、共感の声が広がり、自分だけじゃないと知って少しほっとしたそうです。

 

「私の慢性的な疲労感は単なる育児疲れだけでなく、更年期の不調が重なっている可能性が高いこともわかりました」

 

漢方で更年期症状が改善したという経験談も多く目にしたので、いずみさんも早速、漢方薬局へ相談に行ってみました。

 

「漢方薬の加味逍遙散(かみしょうようさん)でホルモンバランスを整えていきましょう」

 

薬剤師さんからそう提案されました。

加味逍遙散は、血を補い気の巡りをよくして、自律神経を調整してからだのバランスを整える漢方薬です。

疲れやすい、肩こりやイライラ、ホットフラッシュがある方によく使われます。

 

「漢方薬を飲み始めると、まず精神的に肩の力が抜けたように楽になってきました。そして、だんだんと疲れやすさも改善していきました」

 

今では、幼稚園帰りに公園でお子さんと一緒に遊べるくらいに元気に過ごしているそうです。

 

根本的に疲れやすさを改善したい人には漢方がおすすめ

「そのうち改善するだろう」

 

そう軽く考えがちですが、疲れやすさが続く状態をそのままにしておくと、仕事や日常生活に大きな支障がでるかもしれません。

「疲れやすい、だるい」という症状は更年期世代の多くの女性が感じています。

更年期の不調の改善には、日本産婦人科学会も推奨している漢方薬がおすすめです。

 

漢方医学では、疲労を解消するには気(生命エネルギー)を整えたり、強めたりすることが大切だと考えられています。

加えて、からだに栄養を運ぶ「血(けつ)」を補うことで、食欲がわき、栄養分の吸収も速やかになり、元気なからだを取り戻すことができると考えられているのです。

そのため、更年期の疲れには、体質に応じて気を整えたり、血を補ったりといった効果がる漢方薬が用いられます。

 

医薬品として効果を認められている漢方薬は、不調の改善と根本的な体質改善を目的としています。

自然成分がからだにやさしく働く漢方薬なら、毎日のむだけで、お悩みの症状の解決と、根本的な体質改善を目指せるでしょう。

更年期の疲れやすさの改善には、以下の漢方薬がおすすめです。

 

<更年期の疲れやすさにおすすめの漢方薬>

  • 補中益気湯(ほちゅうえっきとう):だるさや食欲不振、寝汗も気になる方に。
  • 八味地黄丸(はちみじおうがん):冷えや頻尿も気になる方に。
  • 十全大補湯(じゅうぜんたいほとう):貧血や食欲不振も気になる方に。

どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。

漢方薬局や病院へ足を運ぶのは敷居が高い、対面では相談しにくいという方は、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。

AI(人工知能)を活用したオンライン漢方サービスなら、気軽に漢方のプロに相談できます。

お手頃価格で個人に効く漢方を見極め、自宅に郵送してくれますよ。

●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

 

更年期の疲れやすさには漢方を試してみて!

あなたを悩ます疲れやすさは更年期が原因かもしれません。

我慢せずに専門家に相談してみませんか?

漢方薬でからだの内側からバランスを整えて、更年期も元気な笑顔で過ごしていきましょう。

 

<この記事を書いた人>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師  JAMHA認定ハーバルセラピスト
製薬企業の研究所勤務を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。
現在も漢方調剤薬局で薬剤師として働きながら、「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中です。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
●漢方女子:https://www.facebook.com/kampojoshi/

 

 

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