二重あご・シワ・たるみにさようなら!寝る前1分で老け顔を防ぐ「顔体操」3つ

正面から見た自分の顔は見慣れていても、たまたま誰かが撮った写真にうつっている自分の横顔を見て、

「……いつの間にこんな、たるんだ顔に!?」

と愕然とした経験を持つ人は私だけではないはず。(笑)

頬やあごがぼんやりとたるんだり、あってほしくない場所にシワを発見したり、まして二重あごともなると、一気に「おばさん化」した気分になって…… いえいえ、なっている場合ではありません!

今回は、そんなものを笑い飛ばして解消する方法をお伝えしましょう。

 

シワやたるみはなぜできる?

若い頃は、ハリと弾力にあふれてプリッとしたモチモチ肌だったはずなのに、年齢とともにシワやたるみが出てくるのはどうしてなのでしょう?

肌の構造は、表面に近いところから順に、表皮→真皮→皮下組織(=筋肉や皮下脂肪)となっています。

この真皮の部分で、コラーゲンなどの繊維が網の目のようになって肌の弾力を支えているわけですが、年齢を重ねるにしたがって、そのコラーゲンを作り出す細胞の働きが弱り、表皮の重みを支えきれなくなってゆきます。

つまり、「網の目が細かく、ピンと張っている」状態から「網の目が大きく、しかもゆるんでいる」状態になってくる、これが「加齢によるたるみ」というわけですね。

さらに、その下にある筋肉がおとろえて脂肪が増えて……となれば、これはもう、言わずもがな。

もちろん、紫外線や喫煙によるダメージ、間違ったダイエットによる栄養の偏り、姿勢の悪さによる血行不良などによっても肌の老化は加速しますから、それらに気をつけたり、食生活やサプリメントでコラーゲンを補ったりすることも大切なのですが、もうひとつ大きな原因が、表情筋のおとろえです。

老け顔が板につく前に方向転換!

やりながらつい笑ってしまいそうな、面白い顔体操を始めてみましょう。

 

笑いながら「老け顔」解消!3つのユニークな顔体操

1)鏡をのぞいて「ア・オ・ウ」体操

顔が全部うつる大きさの鏡を用意して、正面から見るのではなく、上から覗き込むように見てみましょう。

こうすると、正面から見ていては気づかない「顔のたるみ具合」があらわになります。

つまり、たるみやシワのできやすい部分がはっきりわかる、ということ!

その状態で、口をしっかり動かしながら「ア・オ・ウ」と発音します。

「ア」はあごがはずれそうなほど大きく、「オ」はムンクの『叫び』のように頬をすぼめ、「ウ」はひょっとこのように唇を突き出して、オーバーな変顔を作るつもりでやるのがコツです。

顔のどこがどう動いているか、感じたり観察したりしながらやってみましょう。

なぜ「アイウエオ」ではないかというと、「イ」と「エ」は(実際にやってみるとわかりますが)ほうれい線が生まれやすくなるから、です。

たるみを解消するのと引き換えに、無かったはずのシワを作り出したのでは意味がありませんから!

 

2)下あごを突き出して「アイ~ン」体操

顔の下半分、特にあご周りから首のラインをすっきりさせて、二重あごを解消するのに効果てきめんなのは、志村けんさんの「アイ~ン」のポーズ!

普通に「イー」とか「エー」と動かすのは、あごや首のあたりが伸びるのは感じられても、老け顔の象徴ともいうべきほうれい線ができやすい・深くなりやすいという厄介なデメリットがあるので、あまりおすすめできません。

その点、顔をイーッと横に広げて伸ばしながら下あごを突き出す「アイ~ン」は、首まで気持ちよくストレッチができつつ、余計なシワができないので、ひそかに日課にしている女優さんも実は多いのだとか!

普段、意識しないでいると、顔の状態にばかり目がいって、顔とダイレクトにつながっている首は意外と忘れられがちです。

UVケアをするのを忘れたり、いつの間にか深いシワができているのに気付かなかったり……。

「年齢は手と首に出る」ともいわれますね。

顔・あご・首、というひとつながりのラインに効く「アイ~ン」体操、変顔の代表格ですからなかなか人前ではできませんが(笑)、トイレやお風呂に入った時など、誰も見ていないところでこっそり、日課にしてみましょう!

3)骨をくわえた犬!? 割り箸のストレッチ

顔がたるむと、口角が下がります。

口が「への字」になり、いつも疲れているような、何か不満そうで不機嫌そうな、いわゆる「おばさん顔」に見えます。

口角を上げるのに効果的なアイテムは、割り箸

割らない状態で、唇にくわえて「ニ~」と発音しながら、口角が割り箸のラインより上にくるようにします。

(ほうれい線ができるほど思いきり横に引っぱりすぎないようにしましょう! 横に広げるのではなく、口角を持ち上げるつもりでやるのがポイントです)

顔の左右の歪みが気になる人は、割り箸を奥歯でくわえて、鏡を見てみましょう。

シーソーのように、どちらかに傾いていませんか?

口角が下がっているほうの奥歯で、少し力を入れて噛み、30秒キープ!

歪みが解消されてくると、顔の片方だけにできた謎のシワも、いつの間にか消えているはずですよ。

ポイントは「保湿してから動かす」こと!

表情筋の働きが鈍ると、たるみ・シワ・二重あごなど、一気におばさん化が進みます。

女優さんの顔が、実年齢よりも若く美しく見えるのは、意識してケアしていることだけでなく、表情の豊かさによるところも大きいのかもしれませんね。

普段あまり使わない顔の筋肉を大きく動かす前には、ぜひ、しっかりと保湿をするのもお忘れなく!

乾燥しきった肌をむやみに動かしたのでは、小さな動きでも、逆に余分なシワができやすくなってしまいます。

たっぷりと潤った顔で、志村けんさんになったり犬になったりして、笑いながらやってみましょう。

たるみのない顔に、ささやかな笑いジワなら…… 「人形のようにシワひとつない顔」より、むしろ魅力的かも!?

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