いつかくる「親の家を片付ける問題」。費用は?タイミングは?知っておきたい7つの心得
「実家を片付けなきゃならない!」そんな時は、ある日突然やってきます。親が介護施設に入ったり亡くなったりして無人に。放置するわけにもいかないため、親の家を片づけることになるのです。この「親の家を片づける問題」がリアルに起こっているのは50代以上が多いようですが、アラフォーといえども他人事ではありません。親がまだまだ元気であってもその日の前に知っておきたい、親の家の片づけ7つの心得を紹介します。
心得1 親の家の片づけは突然やってくる
親が何歳でも、今が元気だからといっても、いつどうなるかは誰も保証できません。高齢になるとちょっとした病気やケガでひとり暮らしが難しくなったり、亡くなってしまったりします。まさに「いつまでもあると思うな、親と金」。特にアラフォー世代からはこの言葉を改めて心得ておきましょう。
心得2 親の家はモノがあふれている
親世代はモノのない時代に育ったため、もったいないという考え方が深く根づいています。二度と使わない電化製品、謎の書類、何十年と着ていない洋服……。これらがあらゆる収納スペースにつめ込まれ、後生大事にとってあるのです。そして親自身もどこに何があるのか把握できていません。とにかくモノが多いんです! その現実をきちんと把握しましょう。
心得3 家の中がどういう状態なのか、冷静に総点検
片づけることに迫られたら、家を総点検しましょう。何が残されているのか、何を残せばいいかなど。相続の問題もあるので、できれば兄弟姉妹とともに行うようにしてください。ひとりで片づけてトラブルになるケースもあるからです。不用品の処分にも費用が生じるので、その費用分担はどうするのか話し合いが必要です。兄弟姉妹間のトラブルを避けるために、ここは手を抜かないことが大切です。
心得4 片づけ計画を立て、紙に書く
どの順番で片づけるのか。一部屋にどのくらいの時間をかける&かけられるのか。親が健在の場合には、親は何を残したいと希望しているのか。これらをすべて書き出しましょう。こうして全体を把握すると、効率のよい進め方が見えてきます。 業者に頼むのか、自分たちの手でなんとかするのか、ゴミ収集日はいつか。そして片づけをスタートしてから終了までおよそ何日かかるのか。実家が遠い場合は、何回帰省すればいいのか。その交通費はいくらかかるのか。 やることがあまりに多く途方に暮れるかもしれませんが、シミュレーションすることで覚悟もできたり、体調などを考えて着手する時期をずらそうという選択肢が出てきたりするかもしれません。いずれにしても計画を立てることで、兄弟姉妹はもちろん親族にも理解や協力を得やすくなります。
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