「こういわ」ではもちろんありません。「頁岩」の読み方、知っていますか?

2022.01.03 QUIZ

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「頁岩」です。

 

「頁岩」の読み方は?

「頁」を「こう」と読みたくなるところですが、実は「頁」には「こう」という読みがありません。そのため、「頁岩」を「こういわ」「こうがん」と読んでしまうのは残念ながら間違い。

まずは正解を見てみましょう。

 

正解は……

「けつがん」です。

「頁岩」は岩の一種を表し、

シルトや粘土の堆積岩で、板状に薄くはがれる性質のもの。泥板岩。シェール。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

を意味します。

「頁」の読みは

  • 音読み ケツ・ヨウ
  • 訓読み かしら・ページ

です。

「頁」には

①かしら。あたま。こうべ。
②岩石の一種。
③ページ。書物や紙の一枚、また、片面。

出典元:頁|漢字一字|漢字ペディア

の意味があります。3つとも全く違う意味合いを持つのが興味深いです。

 

「ページ」と読むのはなぜ!?

特に面白いのが「ページ」の意味と読みです。

そもそも「頁」は象形文字で、ひざまずいた人の頭部を強調した形をかたどって「かしら(あたま・こうべ)」の意味を表しています。

それがなぜ「ページ」を表すようになったのでしょうか。

『精選版 日本国語大辞典』によると、近世まで日本の書籍には「ページ」の概念がなかったとのこと。かつて日本の書籍には「丁」「葉」の概念しかありませんでした。「丁」は“和装本の裏表二ページをひとまとまりとして数えるのに用いる。(出典元:精選版 日本国語大辞典)”もので、「葉」は“木の葉・紙などのように薄いものや小舟を数えるのに用いる(出典元:精選版 日本国語大辞典)”ものです。

「ページ」は「丁」「葉」の表裏をいう言葉であり、それを訳すために明治初期には「半面」「半葉」「片葉」などがありました。明治中期から、かな書きや「頁」を当てたものが見られます。

「頁」を当てたのは、「頁」の「ヨウ」の音が先で紹介した、枚数を数えるのに用いる「葉(ヨウ)」の音に通じることからきています。また「葉」の画数が多いことから、「葉」より画数の少ない「頁」が「ページ」の当て字となった、ともあります。

現代では「ページ」とカタカナで表されているものをよく見かけるかもしれませんが、時々1頁、2頁……と表記されているものを見かけます。少し変わった訓読みではありますが、「1頁(ページ)、2頁(ページ)……」と読むことを思い出していただけると幸いです。

 

参考文献:「頁」がページをあらわすわけがわかった|日本印刷新聞社

 

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