
「しも」や「もや」ではありません。「雹」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「雹」です。
「雹」の読み方は?
部首「雨(あめかんむり)」がつく漢字は、天候に関する意味を持ちます。「雲」や「雷」は日常生活でも身近な漢字なので、その読みと意味が分かりやすいかと思います。では「雹」は何と読むでしょうか。
タイトルで挙げた「しも」や「もや」は漢字で表すと「霜」「靄」となり、「雹」とは異なります。「雹」は意味を知ると、読み方が分かるはずです。
「雹」は
主に積乱雲から降る直径5ミリ以上の氷の粒または塊。多くは雷雨に伴って降り、農作物や人畜に被害を与える。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
正解は……
「ひょう」です。
小学館『デジタル大辞泉』によると「ひょう」の読みには3つの説が挙げられています。1つは、「雹」の字音(個々の漢字が表す音)である「ハク・ホク」の「ホク」の音が「ハウ」になり、その音変化からきているというもの。他に「氷」の字音からきている説と、「氷雨(ひょうう)」の音変化からきている説があります。
なお『漢字源』の解説には、「雹」を構成する「雨+包」の音符「包」にひかれた読み方からきたものとあります。
では、これらはなんと読む!?
部首「雨」がつく漢字には読めそうで読めないものがまだまだたくさんあります。以下の漢字はなんと読むでしょうか。
- 霰
- 霙・霄
- 霎
それぞれ意味は
- 雲の中で雪に微小な水滴が凍りつき、白色の小さい粒となって降ってくるもの。
- 雪が空中でとけかかって、雨とまじって降るもの。
- 少し降る雨。小降りの雨。
(出典元:小学館 デジタル大辞泉)
です。
正解は……
- あられ
- みぞれ
- こさめ
です。
ちなみに、「雹(ひょう)」も「霰(あられ)」も、空から降ってくる小さな氷の粒ですが、気象観測では
- 直径5mm以上→ひょう
- 直径5mm未満→あられ
といいます。
「雹」も「霰」も常用漢字表にない字のため、放送などではひらがなで表記されます。
参考文献:「ひょう」と「あられ」の違いは?|ことば(放送用語) – 放送現場の疑問・視聴者の疑問|NHK放送文化研究会
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