骨盤矯正をやってはいけない人って?施術前に知りたい3つのこと

本当に骨盤矯正はどんな悩みもクリアさせてくれるものなのか、と考えたことはありませんか。決して施術費用は安くありませんが、試してみたいという誘惑にも満ちたものだからこそ、気になるものです。

そこで受けるかどうかを悩んでいる際に知るべきこと3つをピックアップしました。3つの真実を自分でもチェックしておけば、現在の自分に必要な施術かどうかも判断できるはずです。

 

骨盤矯正を受ける際に知っておくべきこと

骨盤の歪みがすべての問題の原因、という意見も多く出回っています。しかし、別の面では骨盤矯正で効果がなかった、あるいは抱えていた身体の不調が深刻になった、というケースも増えています。そこで知っておくべきなのは以下の3つです。

 

1.「骨盤の歪み」とされているものは筋肉の緊張で起こっている。

2.「治療」ではなく、「リラクゼーション」。

3.怪我や疾患で苦しんでいる場合は医療機関と併用する。

 

まったく無意味ではありませんし、受けて被害が出るというものでもありません。あくまでも利用の方法を間違えるべきではない、ということになります。この3つを考えておくことも実は安全に骨盤矯正を受けるために欠かすことができないのです。

 

骨盤は常に動いている

長い骨や大きな骨は確かにあります。しかし骨は基本的に関節や筋肉でつながるように支えられ、細やかでなめらかな動きができるようになっているものです。つまり骨盤は大きな骨であることは確かですが、筋肉や関節に支えられています。

 

そのため常に動いている状態にあり、精神状態や一時的な体調でもその位置に変化が起こっているのです。つまり常に同じ位置にあるわけではなく、また必要に応じては左右非対称にもなるという形にあります。言い換えれば常に歪みがあると言ってもいいのです。

 

下半身太りや体調不安の原因が骨盤にあるとする理由を強引に結びつけるとすれば、骨盤の歪みよりも、この骨を支える筋肉の緊張を考えたほうが賢明といえます。骨盤のある腰は神経も多く巡っていますし、血流がスムーズでなければならない部位です。

 

しかし筋肉が過度の緊張や偏った形で固まっていれば、下半身太りに見える状態になりますし、神経や血流にも問題を起こすでしょう。いわゆる骨盤矯正で期待できることは問題となる筋肉の緊張をほぐし、正常なコンディションに整えることです。

 

そのため

 

1.「骨盤の歪み」とされているものは筋肉の緊張で起こっている。

 

という事実を頭に入れておけば、合理的な考えで骨盤矯正を受けることや現在の自分に必要かどうかも判断できます。

 

目的にすべきことは何?

人間は二足歩行で生活する生物です。また現代人はどうしてもスマートフォンやパソコンでの作業が多く、首や肩だけではなく腰への負担も大きいという問題を常に抱えています。さらにいえば過剰なストレスにさらされ、通常から身体がこわばっていることも多いもの。

 

全身がこわばっている自覚は薄くても、首や肩のコリは自覚している方が多いのではないでしょうか。またなんとなく下半身太りという問題もアラフォーになってくれば、加齢の問題も含めて深刻になってきます。腰痛というダイレクトな悩みの前に起こるものです。

 

腰痛を予防するストレッチやエクササイズに励むこともいい方法ですが、セルフケアだけでは全身がこわばった状態をほぐすことは至難の業。特に腰から骨盤が内部にあるヒップのあたりの筋肉がこわばった状態は自覚しにくいこともあって、ほどきにくいのです。

 

骨盤矯正で得られる効果は矯正させて「治療」を引き出すものではなく、過度の筋肉の緊張をほどく「リラクゼーション」にあります。これはフィジカルの面だけではなく、メンタルの面でも充分期待できることです。

 

無意識に過度の緊張を募らせている現代人が予防としてリラクゼーションを得ることは理に適っています。つまり

 

2.「治療」ではなく、「リラクゼーション」。

 

という骨盤矯正も立派な自分に深刻な問題を抱えさせないものになるわけです。

 

慢性的な辛さなどに悩まされているなら、まずは専門医に相談を

若さが充分にあるアラフォーであっても、少しずつ身体の問題はでてきます。それだけ生きてきた積み重ねでの疲労が現れ、それが身体の不調として問題になって来るという時期になるのです。過去に怪我をした経験がある方だと古傷が痛む形にもなるでしょう。

 

慢性的に腰痛を抱えているという方も少なくはありません。そこで腰の悩みは骨盤矯正で、と美容的な効果も期待して選ぶという理由もわかること。でも本当に症状が悪化することを避けるなら、専門医に相談してからのほうがベストです。

 

理由は深刻な痛みの原因が腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経症といった疾患にある可能性もゼロではないこと。たかが腰痛、されど腰痛なのです。骨盤矯正を受けたいとお考えでも、こうした疾患を抱えていないことを把握してからが基本。

 

疾患が発見され、それからでも骨盤矯正は遅くありません。また治療のためのサポートとして取り入れることも可能になります。過去に怪我をしている経験があるという方ならなおさらです。深刻な身体の問題にさせないために医療機関はあります。

 

完全にダメなものとは言えませんが、骨盤矯正そのものは

 

3.怪我や疾患で苦しんでいる場合は医療機関と併用させる。

 

ことが基本です。マッサージにしろ、整体にしろ、補助的なものだと考え、身体の抱える問題をすべてクリアできるものではないと考えるほうが、クレバーなアラフォーにはおすすめです。

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