「ぞうし」ではありません。「造詣」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「造詣」です。
「造詣」の読み方は?
「詣」に含まれる「旨」は音読みで「シ」と読みます。それに引っ張られて「造詣」を「ぞうし」と読んだ人がいるかもしれませんが、残念ながらそれは間違い。確かに「詣」は、言(ごんべん)と音符「旨」から成り立ちますが、その読みは「シ」ではありません。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「ぞうけい」です。
「造詣」とは
その分野についての広く深い知識や理解、また、すぐれた技量。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「詣」は、音符「旨」の音が「シ」から「ゲイ」へと変化し、
- 音読み ケイ
- 訓読み もう(でる)(常用漢字表外)いた(る)・まい(る)
と読みます。
「旨」がつく漢字
他に「旨」の音が変化した漢字はあるのでしょうか。「旨」がつく常用漢字を調べてみたところ、
- 指
- 脂
- 稽
がありました。
手足の「ゆび」を意味する「指」と「あぶら」を意味する「脂」の音読みは「シ」ですが、「稽古」や「滑稽」などに用いられる「稽」は、「詣」と同じく音符「旨」の音が変化し、音読みは「ケイ」と読みます。
ちなみに人名用漢字の「嘗」にも「旨」がつきますが、「嘗」の読みは
- 音読み ショウ・ジョウ
- 訓読み なめ(る)・こころ(みる)・かつ(て)
で、「シ」でも「ケイ」でもありません。
なぜなら、この漢字における「旨」は音符ではないから。「嘗」は音符「尙(シヤウ)と意符旨「うまい」から成り立ち、味見をする、ひいて、ためすを意味します。
漢字の成り立ちにおいて、ある漢字が音符なのか意符なのか、その役割次第で意味や読みが変わってしまうのは面白いですね。
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この記事は
レビューライター
片山香帆
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