「パサつく、うねる40代髪」エイジング毛の雨対策ヘアは?
ジトジトするこの時季は、髪がまとまらずに憂うつな気分になりますよね。
しかも、アラフォーになるとストレートヘアだった人でも髪がうねったりツヤがなくなったりするので、ヘアスタイルが思い通りに決まらないもの。
そこで、エイジング毛と梅雨対策を美容室Ramieで教えてもらいました。
本格的な梅雨の前に、ぜひ試してみてください。
ふくらみやクセは「ポイントパーマ」で解決
髪のうねり、クセ毛対策でパッと思い浮かぶのは「縮毛矯正」ではないでしょうか。
縮毛矯正はピーンと真っ直ぐになりますが、薬剤を使うだけでなく熱を加えるので髪への負担が大きくなります。よっぽどクセが強くない限りは避けたほうがいいようです。
ではストレートパーマと縮毛矯正ってどう違うの?というと、ストレートパーマは薬剤だけでうねりを取り、髪を真っ直ぐに整えます。
パーマというと髪全体にかけないといけないのでは?と思いがちですが、実はポイントでかけられ、部分的に使い分けることもできるんです。
今回は3つのバリエーションを紹介します。
1.トップにボリュームをプラスしたショートヘア
髪がふくらんでしまうだけでなく、湿気で髪がペタンとダレてしまう人も多いよう。トップのボリュームが要のショートスタイルは、顔まわりはストレートで残し、トップにだけ大きなロッドでふんわりとしたパーマをかけてもらいましょう。
オーダーするときは…
「上だけでいいんですけど、ふんわりとしたパーマってかけられますか?」
2.毛先カールの美フォルムボブ
大人女性にも人気のボブスタイル。おしゃれに見えるけれど、普段からスタイリングが大変なヘアスタイルですよね。梅雨になれば広がる、うねる、パサつくと困りごとが増加。おすすめなのが、毛先にだけワンカールのパーマをかけること。パツンとした切りっぱなしのボブもおしゃれですが、より女性らしさが引き立ちます。
オーダーするときは…
「毛先だけカールをつけたいんです」
3.レイヤーを生かした軽やかミディ
アラフォー世代からの支持が高いミディアムスタイル。膨張しやすいスタイルですが、ストレートパーマをかけることで、まとまりやすくなりお手入れも簡単に。顔まわりが広がらないようにおさえこむのがポイントです。
オーダーするときは…
「真っ直ぐしすぎないストレートにしてください」
人それぞれ髪質が異なるので、美容室でまずは相談してみましょう。「顔まわりは抑えたい」「毛先にまとまりがほしい」「とにかく髪がふくらむからなんとかしたい」。些細なことでもいいので、希望を伝えることが、思い通りのヘアスタイルになる近道です。
お出かけ前にできる膨張対策
パーマをかけることで毎朝のスタイリングがラクになるし、うねるクセやボリュームも防ぐことができます。しかし、絶対に広がらないかといったら…難しいところ。
そこで、パーマをかけている人も、かけていない人もできる膨張対策を紹介します。
まず、基本的なこととして「髪は湿り気がないようしっかりと乾かすこと」です。
髪がふくらむ原因は、髪がよけいに水分を吸ってしまうことにあります。キューティクルをしっかりと閉じ、サラサラになるまで乾かすことが大切です。
対策① ブロー時にハチまわりを抑える
ふくらみやすい場所は「ハチ」。頭の出っ張っている部分です。ブローのときにハチを抑えておけば、ふくらみが気にならなくなります。
髪の表面ではなく内側を手で抑えてドライヤーの温風をあててください。ドライヤーをあててからすぐに手をはなさず、熱が冷めるまで待ちましょう。というのも、髪の形が決まるのは熱が冷めるときだからです。
対策② シアバターで乾燥を防ぎツヤ髪に
キープ用スプレーを吹きかけることで、髪が湿気を吸うのを防ぐことができます。しかし、乾燥しやすいエイジング毛の場合はかえってパサつきが目立つことも。そこで、おすすめなのが、最近よく見かけるオーガニックのシアバター。油分で髪に膜をはり、水分の出入りをブロック。保湿成分が含まれているので、乾燥対策にもぴったりです。
髪が広がるのは内側からなので、表面だけでなく内側からもなじませましょう。
それでもふくらんでしまうなら……結ぶしかない!
いろいろと策を講じてもダメというときは手っ取り早く結んでしまいましょう。
ゴム1本持っていれば、外出先でも対応できます。
トップから後頭部にかけてのふくらみも自然とできるので、いつもよりもおしゃれに見えるかも。
結ぶときもシアバターをもみ込むと、ボサボサヘアにならずまとまりがよくなります。
撮影/市田智之
協力サロン/Ramie http://ramie.jp/
東京・銀座にある大人女性向けのサロン。持ちのいいカットやナチュラルで女性らしいスタイルで、アラフォー世代からの支持を集めている。
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