48歳、更年期に繰り返す膀胱炎。漢方と出会って辛さが和らいだ(後編)

更年期女性のお悩みのひとつに「膀胱炎」があります。

「あんしん漢方」の薬剤師・清水みゆきさんに教えてもらいました。

<<前編「繰り返す膀胱炎」も更年期のせいなの?どうやって治せばいいのでしょう…

膀胱炎がクセになるのは更年期のせい?

何度も繰り返す膀胱炎に悩んだ江里子さんは、これまで受診していた内科ではなく、女医がいる泌尿器科へ相談に行ってみることにしました。

「更年期になると、膀胱を支える筋肉の衰えや外陰部の萎縮、粘膜の乾燥で膀胱炎になりやすくなるんですよ。漢方治療で更年期特有の症状を緩和するのがおすすめです」

と女医から説明を受けて、猪苓湯合四物湯(ちょれいとうごうしもつとう)という漢方薬が処方されました。

猪苓湯合四物湯は、利水作用のある猪苓湯に血を補う四物湯を加えて、頻尿や排尿痛などを改善する漢方薬です。

「漢方をのみ始めて、まず冷えや排尿痛が軽減していきました。そして、だんだんと頻尿も改善してきています。こんなに効くならもっと早く相談すればよかったですね」

 

「根本的に膀胱炎を改善したい」人には漢方がおすすめ

「繰り返す膀胱炎を根本的に解消したい」

「更年期症状がつらいけど、ホルモン補充療法には抵抗がある」

そんな方には、頻尿や残尿感、排尿痛などの排尿トラブルに泌尿器科や内科でも使われている漢方薬がおすすめです。

更年期になると、女性ホルモンの減少により膣粘膜の萎縮や乾燥が生じるため、膀胱炎になりやすくなります。

漢方医学では、膀胱にたまった水分と熱による炎症やストレス、過労などが原因で膀胱炎が生じると考えます。

漢方は、こうした心とからだ全体のバランスの乱れを回復させ、膀胱炎だけでなく更年期のさまざまな症状も改善します。

また、抗生剤は菌を殺すのみで、炎症で荒れた膀胱壁の修復はできませんが、漢方薬は膀胱粘膜の状態を整えます。

血尿には止血作用のある生薬を含んだ猪苓湯、膀胱痛が強いときの血流回復作用がある五淋散など、さまざまなアプローチで改善します。

不調の改善だけでなく、根本的な体質改善を目的としている漢方薬は、自然由来の成分がからだにやさしく働くため、毎日のむだけで症状の解決を目指すことができます。

 

<更年期の膀胱炎におすすめの漢方薬>

  • 猪苓湯(ちょれいとう):排尿痛や頻尿、残尿感が気になる方に。
  • 五淋散(ごりんさん):排尿痛や頻尿、冷えが気になる方に。
  • 清心蓮子飲(せいしんれんしいん):頻尿や排尿痛、イライラが気になる方に。

漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、その人の状態や体質に合っているか、という点です。うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、専門家の力を借りるのがおすすめです。

漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、お手頃価格で、個人に効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「あんしん漢方(オンライン個別相談)」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。

相談もスマホで完結するので、対面では相談しにくい悩みも気軽に相談できます。

●あんしん漢方https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

 

更年期の膀胱炎には漢方薬を試してみて!

あなたを悩ます膀胱炎の原因は更年期かもしれません。ひとりで我慢せずに専門家に相談してみませんか?

漢方薬でからだの内側からバランスを整えて、更年期も元気な笑顔で過ごしていきましょう。

 

<この記事を書いた人>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 清水みゆき

漢方薬・生薬認定薬剤師  JAMHA認定ハーバルセラピスト

製薬企業の研究所勤務を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。

現在も漢方調剤薬局で薬剤師として働きながら、「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中です。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

●漢方女子:https://www.facebook.com/kampojoshi/

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