一つ結びをおしゃれアレンジにする秘訣って?

ちょっと待って、ベタッとつけてない?

 

ワックスを使っているよという人も、使い方を見直してみましょう。

いつもの使い方を思い浮かべてみてください。手のひらにワックスを出したら、どうしていますか?

ちゃちゃっと手のひらにのばして、そのまま髪の表面にベタッとのせていませんか?

それでは宝の持ち腐れです。

ワックスは手のひらだけでなく、指の間までムラなくのばすのがポイントです。バームタイプは体温であたためて溶かしてから使いましょう。

つけるときは髪表面からではなく、内側から。ダウンスタイルのときは中間から毛先にかけてもみ込んでいきますが、アレンジをする場合は根元から全体にもみ込み、まとまりをよくします。髪が束になりやすく、ボリュームも調整しやすいんです。

まずは手ぐしを通すように根元からワックスをなじませていきます。短い毛が気になる生え際も忘れずに!

まとめたときに見えるえり足が乱れないよう、生え際からワックスをなじませてまとまりよく。

 

ハチまわりは髪をこすり合わせるようにしてもみ込みます。くしゃくしゃっともみ込むことで、トップに適度なボリュームが生まれます。

年齢とともにボリューム不足を感じるトップ。髪を持ち上げ、根元からくしゃくしゃっとワックスをもみ込むのがポイント。

 

これだけでも、髪にまとまりとボリュームが出てひとつ結びが見違えます。

 

 

後頭部の髪を引き出して仕上げる

 

おしゃれなひとつ結びをつくるには「毛束をつまみ出す」「トップの髪を引き出す」工程が出てきますよね。これ、どうやるのかわかりますか?

雑誌などで写真つきで紹介されていますが、表面の髪をぴょーんと出しているだけです。どこをどれだけ出すのかが難しいのに……。わからないままでモヤッとしますよね。

毛量や頭の大きさによって多少変わってきますが、基本となる場所を下記に示しました。

赤の場所は表面から、緑は内側から髪を引き出す。

 

髪を引き出すときは表面だけでなく、内側からも引き出すとより無造作感が出ておしゃれに見えます。

結び目をおさえながら、髪の内側の毛束を少しずつつまみ出す。

 

ワックスをしっかりともみ込んだことで髪がくっつきやすい状態になっているので、束感がしっかりと出て、髪を引き出したときの凹凸もちゃんとキープできます。

ワックスをもみ込んでから結び、毛束を引き出して仕上げた状態。素髪のときよりも抜け感ができ、おしゃれ。

 

 

今回、モデルとなってくれた方はクセがあるため、ワックスをもみ込むだけでもうねりが出て髪を巻いたような雰囲気になりました。ワックスを使うことで、髪のうねりがマイナス要素ではなくプラスになるのです。ストレートの人もワックスをつけることでパサつきが抑えられ、束感も出ますからおばさんっぽくならないはず。

 

ワックスをもみ込む手間だけなら、プラス2 分くらい。忙しい朝には貴重な2分ですが、見た目印象をよくするためにぜひ取り入れてみてください。

 

協力/桐山弘一さん(clover)

東京・恵比寿にある美容室cloverの店長。じっくりと時間をかけ、髪悩みにこたえてくれる。アレンジのコツを紹介した動画も人気。

サロンホームページ  http://www.clover-hairdesign.jp/

 

桐山さんInstagram https://www.instagram.com/kiriyannn/

 

 

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