「きもん」ではありません。「弔問」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「弔問」です。
「弔問」の読み方は?
葬儀の席で見かけることのある「弔」ですが、人の死をいたむ意味合いが読み取れても、「あれ、なんて読むんだっけ…」と戸惑った人も少なくないはずです。
「弔問」を「きもん」と読んだ人がいるかもしれませんが、残念ながらそれは間違い。葬儀などに関連する言葉で“勤めや学校を休んで喪(も)に服すること”を意味する「忌引」の「忌」であれば「き」と読みますが、「弔」には「き」という読みはありません。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「ちょうもん」です。
「弔問」とは
遺族を訪問して、くやみを述べること。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「弔」の漢字は“とむらう。人の死を悲しみいたむ。(出典元:弔|漢字一字|漢字ペディア)”を意味し、その読みは
- 音読み チョウ
- 訓読み とむら(う)
です。
「忌忌しい」はなんと読む?
なお先で紹介した「忌引」の「忌」には
①いむ。いまわしい。きらう。
②いみ。喪に服すること。
③死者の命日。出典元:忌|漢字一字|漢字ペディア
という意味があり、音読み「キ」の他に訓読みでは「い(む)・い(まわしい)」と読みます。
ただし「忌忌しい」の読みは、「キ」「い(む)・い(まわしい)」には当てはまりません。
「忌忌しい」は「ゆゆしい」と読みます。「忌忌しい」は「由由しい」とも書きます。
辞書によっては「忌忌しい」も「由由しい」も同じ意味でまとめられているものもありますが、公益財団法人日本漢字能力検定が運営する日本語・漢字検索サイト「漢字ペディア」では、「由由しい」の項目で
そのままにできないほど重大なようす。容易ではないようす。
「忌忌しい」と書けば、おそれ多い・忌まわしいなどの意。出典元:ユユーしい|言葉|漢字ペディア
と記されています。
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