「歯列矯正、痛いのがイヤで迷ってた」45歳女性が踏み切った理由は?【更年期の歯列矯正】#7
こんにちは、オトナサローネ編集部井一です。更年期真っ只中の51歳の春、突如として歯列矯正を始めました。(初回の記事はこちらから)
私が始めたのは「フルパッシブ矯正」という、弱い力で歯を動かす痛みの少ないワイヤー矯正です。非抜歯、予定治療期間2年、終了後のマウスピースまで含んで追加費用の発生しないオールインクルーシブ方式で約100万円。治療院は東京・秋葉原の白石矯正歯科です。
初回治療から1か月、最初のワイヤー交換のタイミングがやってきました!
【連載・更年期50代の歯列矯正日記・毎週木曜更新】
意外といました!「矯正しようか迷ってた人」たちが。その理由は?
この4月に突如としてワイヤー矯正を始めたわけですが、「はじめたよ」と記事にしてみると、案外と近しい周囲から反響がありました。
まず、45歳の働くママ。私と同様にずっと昔から迷っていたけど、急にふんぎりがついたみたいで、白石先生に予約を入れたそうです。いただいたDMを引用すると……
「突然ですが、私も矯正することにしました! まだ元気な歯を守るためには矯正しかないということになり……。痛いのがイヤで迷ってたんで、このタイミングでこの矯正の話を聞けたのはご縁だと思う!」
「私、左右の第一臼歯が乳歯のままで、永久歯が生えなかったの。もう根っこがなくなってて、今すぐ抜いてブリッジするしかないと言われていたの」
「治療のためとはいえ、いまある歯を抜いたり削ったりがどうしてもいやで。矯正すれば守れるとは言われていたけど、お金のこともあって迷ってました」
「人気の歯科だけあって最初の相談予約まで1か月半待ちくらいみたいですが、たまたま私が電話したタイミングでキャンセルがあったので、そこに入れました。差し歯があると矯正器具がつけられないというのは盲点だった! でも、説明を聞いて、やはりこれから先の長い人生で付き合っていく歯のことを考えたら矯正するしかないなという気持ちは強くなったので、このまま進めます!」
「6年、年長の2人の子どもも、特に上の子は前歯の間が開いてしまってそろそろ矯正が必要かもと思っていたので、この機会に家族でお世話になります」
たまたま秋葉原まで通える人はいいけれど。「矯正歯科」はどう探せばいい?
お金がかかる上、万が一のことがあった場合にQOLを激しく下げる歯列矯正。選択の際に非常に迷います。たまたま私の友人は秋葉原に通える位置に住んでいたものの、たとえば都内でも反対側に住んでいたらちょっと通うのは難しい。
そもそも、私にしたって、情報を得やすいマスコミに勤めていながらも、白石先生を見つけ出すまで数年は検索を繰り返し、迷って悩んで比較しています。(ちなみに白石先生は広告宣伝をしない主義とのことで、いわゆるメディア値引き的なものも一切なく、私はガチで探してガチで通っています)
というわけで白石先生に聞いてみたのですが、やはり歯列矯正は矯正医の選定が本当に難しいとのこと。
私の周囲の経験者の皆さんは、まず最初にかかりつけの歯科医に間違いのないお知り合いの矯正歯科がないか聞くことからスタートしています。私の場合、信頼するかかりつけ歯科からの紹介医が、間違いはないことはわかるけれど予算に合わず断念していた経緯があります。
「私たち矯正歯科医ならば、歯科の案内ページと器具の説明を見れば、どういう先生に師事してどういう教育を受けた歯科医なのかがわかります。およその実力も推し量ることもできるのですが、でも、なかなかその判断基準をお伝えしにくいんです」
白石矯正歯科で採用しているフルパッシブ矯正のT21というブラケットシステムは研究熱心な先生が使うことが多いので、一つの目安になるでしょう。
「でも、仕組みさえ最新であればいいというものでもなく、やはり技術の研鑽は常時必要です。とにかく納得がいくまで説明を聞くこと。もしオヤっ?と違和感を覚えることがあるなら、その予感はたぶん正しいので、そこでの治療はやめておくことです」
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