更年期「ウソみたいに集中力が低下して…」仕事にならない51歳女性、意外な解決策とは
40~50代になり、「最近、集中力がなくなってきた」「ぼんやりして過ごすことが多い」などの悩みがありませんか?
日本の女性は平均で50歳頃に閉経を迎えることが多く、閉経を挟んだ前後5年間は「更年期」と呼ばれています。
この時期はホルモンバランスの影響で、からだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いです。
更年期女性のお悩みのひとつに「集中力の低下」があります。
今回は、更年期に集中力が低下することの改善法について、「あんしん漢方」の薬剤師・清水みゆきさんに教えてもらいました。
あまりにも集中力が続かない……これ、何かの病気なのかな?
サチコさん(51歳)は、50歳を過ぎた頃から、ひどく集中力が低下して困っていました。
「事務職として働いていますが、仕事への集中力は午前中いっぱいしか続きません。つい何度も時計を見たり、ぼーっとしたりしてしまいます」
さらに、職場の人の動きや音などで気が散ってしまうため、仕事がなかなか進まないそう。
「以前はこんなことなかったのに……とくに環境が変わったわけでもなく、自分でもどうしてだかわかりません」
あまりの集中力低下…精神的に追い詰められて、抑うつ状態にまで
そのうち、サチコさんは全く仕事がうまくいかなくなってしまいました。
「集中力が落ちてすぐに疲れて手が止まる、些細なことで気が散って作業スピードが遅くなるという感じで……頼まれた仕事を期限内にこなせなくなってしまいました」
上司からは嫌味を言われ、同僚にも見下されるようになったというサチコさん。
「自分が悪いのはわかっているんですが、精神的にも追い詰められてつらいです。気分が落ち込むと、さらにやる気もでなくなり悪循環です」
ストレスが増して、集中力の低下だけでなく抑うつ症状も出るようになってしまいました。
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