歯列矯正「モテ度はちょう下がります」食事のたびにゴメンの話【更年期の歯列矯正】#9
こんにちは、オトナサローネ編集部井一です。更年期真っ只中の51歳の春、突如として歯列矯正を始めました。(初回の記事はこちらから)
私が始めたのは「フルパッシブ矯正」という、弱い力で歯を動かす痛みの少ないワイヤー矯正です。非抜歯、予定治療期間2年、終了後のマウスピースまで含んで追加費用の発生しないオールインクルーシブ方式で約100万円。
今週は2回目のワイヤー交換を控えて、食べ物の体験談を。
【連載・更年期50代の歯列矯正日記・毎週木曜更新】
食べ物が詰まるのはそんなに問題じゃなかったです!
今週2回目のワイヤー交換を控えていますが、そろそろ鏡で見ると歯が動いたのがわかるようになりました!
特に上の、飛び出て倒れた前歯がなだらかになっています。下の歯は倒れ方が激しいのでもうちょっと時間がかかりそう。2か月でこんなに変わるんですね。歯列矯正始めてよかった。
さて、事前にある程度調べはしましたが、実際やってみないとわからなかったのが「食べ物」のことでした。
食事と歯列矯正には2つの問題があると思います。
1・痛くて食べられない
2・ワイヤーに食べ物が詰まる
1の痛さは、私は痛みのない矯正システムを選んだので皆無ですが、痛い人も「慣れる」とは過去に複数人から証言を得ています。
2の詰まりやすいものの2大代表格が、
ネギなど繊維が硬めで長めの野菜
麺類
だという話はよく目にしますが、これ本当でした。逆に言うと他は恐れるに足りぬ。肉とかも詰まるけど取れる。米粒もワイヤーと歯の隙間に詰まるのですが、これも取れる。でも、野菜は詰まったままの上、緑なので口を開くとはっきり視認できてしまう! つきましては、食後すぐマスクをつけて口の中をモゴモゴすることになります。一緒にご飯食べるみなさんごめんなさい。
麺類は挙動が読めないといいますか、なかなか謎の詰まり方をします。これは食べてみたらわかるので、これから矯正する人はぜひぜひお楽しみに。私は何も知らぬまま装置設置後のいちばん最初の食事を担々麺にしたのですが、本当にびっくりしました。
とはいえ、私を含めてほとんどの方は最初の1週間で「食べ物の食べ方」については慣れたのではと思います。
見た目問題に直面してわかる「お互いの『あ…』の連鎖」の存在
口の中にワイヤーが入っているモゴモゴした状態には慣れましたが、ちょっと悲しいのが、この期間はどうしても「外見にハンデがある」状態を受け入れざるを得ない点。ルッキズム的な話はまた別にして。
マスクを外すと、やっぱりみなさんが矯正装置の存在に気づく瞬間があります。男女ともオトナだから突っ込んでこないんですが、でも「あ」って一瞬思っているのがわかる。そして「ゴメンいま『あ』って思っちゃった」って思っているのもわかる。それに対して私が「ゴメン『あ』のやりどころがないよね」って思う。
もう外見にまつわる悩みからは解放されている自覚がある世代。たとえば30歳の頃あれだけ気にしたことも、時とともに儚く過ぎ去りました。でも、かわりに「『あ』って思わせてごめん」という、ごめんの連鎖みたいなのがこの世代に生まれていることに気づくのです。お気遣いのしあいとでもいいましょうか。尊いことです。
「歯列矯正してる人に何か声をかけるべきか」みたいな議題がもしあるとしたら、「一過性だとお互いわかっているので『あ』のままスルーでいいです」というのが私の結論ですが、皆様どうでしょうか?
意を決して!更年期症状にHRT(ホルモン補充療法)始めました
歯列矯正と微妙にリンクする更年期の話です。
GWから突然、ホットフラッシュに見舞われるようになりました。私の場合、頭頂から耳まで、頭皮全体にじわーーーーっとやな感じの汗が100mlまんべんなくにじむ感じです。付随してめまい、猛烈な倦怠感。
私は42歳で高齢出産して、44歳からめまい、難聴などプレ更年期症状に見舞われ、漢方治療を始めていました。45歳~49歳くらいまでは今思えばストレスが強烈に強く、抑うつに近い精神神経症状がバンバン出てしんどかったんですが、この1年はかなり平穏でした。
やっぱり環境調整が大切なんだな~とか思っていたのですが、いよいよ減りゆくホルモンに「無理」と悲鳴が上がった様子です。
今日、デュファストンとジュリナを処方してもらったので、この話も並行してご報告していきます。
なぜかというと「骨をしなやかに保つ」という要素も、たぶん歯列矯正には重要なはずなのです!骨密度!
次の話>>>50代の歯列矯正、ワイヤー交換3本め。はじめて痛い!これは痛い!!【更年期の歯列矯正】
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