「ほろびる」ではありません。「鄙びる」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「鄙びる」です。
「鄙びる」の読み方は?
あまり馴染みのない「鄙」という漢字。「〜びる」という送り仮名から「ほろびる」「ほころびる」などの読みを思い浮かべた人がいるかもしれませんが、残念ながらそれは不正解。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「ひなびる」です。
「鄙びる」とは
いかにも田舎という感じがする。いなかめく。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「鄙」は
- 音読み ヒ
- 訓読み ひな・ひな(びる)・いや(しい)・いや(しむ)
と読み、意味は
①ひな。いなか。さと。
②ひなびる。田舎めいて素朴な感じがする。
③いやしい。とるにたりない。
④自分のことをいうときの謙称。出典元:鄙|漢字一字|漢字ペディア
を表します。
中心から離れた地域を指す言葉に「へんぴ」があります。「へんぴな場所」という表現を聞いたことがあるのではないでしょうか。「へんぴ」は漢字で「辺鄙」と表されます。
「鄙」の④の意味を表す言葉「鄙見(ヒケン)」は、現代ではあまり馴染みのない言葉のように思えますが、
つまらない考え。自分の意見を謙遜(ケンソン)していう語。
出典元:ヒケン|言葉|漢字ペディア
という意味を表します。例文には「鄙見をのべさせていただきます」とあり、また「鄙見」は「卑見」と表すこともできます。どこかで「鄙」の字を見かけたときに、本記事を思い出していただけると幸いです。
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