これも更年期のサインなの…?「薬が飲み込めない」50歳女性の顛末は!
40~50代になり、「最近、食事のときにむせるようになった」「ものをうまく飲み込めない」などの悩みがありませんか?
日本の女性は平均で50歳頃に閉経を迎えることが多く、閉経を挟んだ前後5年間は「更年期」と呼ばれています。
この時期はホルモンバランスの影響で、さまざまなからだや心の不調に悩む女性が多いです。
更年期女性のお悩みに、飲み込みにくさやのどのつかえを感じる嚥下(えんげ)力の低下があります。
今回は、更年期の嚥下力低下を改善する方法について、「あんしん漢方」の薬剤師・清水みゆきさんに教えてもらいました。
ふとした瞬間にむせる……嚥下機能の低下
絢子さん(50歳)は、最近、食事中にむせることが増えて困っていました。
「急にのどが詰まったようになり、食事中も、ふとした瞬間に激しくむせることが増えて…とくに、麺類は食べにくくて困っています」
むせるだけでなく、咳込んでオエッと嘔吐しそうになることもあるという絢子さん。
「この年になればよくあることだわ」
飲み込みにくさは感じてはいたものの、あまり気にしていなかったそうです。
風邪薬が飲めず、体調不調が続く日々
ある日、絢子さんは風邪をひいてしまいました。
「病院から錠剤と粉薬が4種類ほど処方されたのですが、どうしてもうまく飲み込むことができなくて……薬を飲まずに残すようになってしまいました」
きちんと薬を飲んでいないせいか、絢子さんの咳は長引き、体調の悪い日々が続きました。
「処方した薬は飲み終わってますよね?」
再び受診した絢子さんに、医師はこう詰め寄ってきたそうです。
「実は、うまく飲み込めなくて、薬はすべて飲みきっていないんです」
恐る恐る答える絢子さんに、医師はあきれ顔。
「子どもじゃないんだから、処方された薬はちゃんと飲んでくださいね。いつまでたっても治りませんよ」
と医師から叱られて、絢子さんはすっかり落ち込んでしまいました。
「飲み込みにくさ」は更年期のせい?
処方箋をもって薬局に行くと、優しい薬剤師さんが対応してくれたそうです。
「子どもみたいで恥ずかしいんですが、薬がうまく飲み込めなくて……そのせいで、なかなか咳も治らないし、先生にも叱られてしまいました」
絢子さんはつらい胸の内を打ち明けました。
「更年期によくある不調ですよ。年齢的に更年期のサインかもしれませんね。漢方なら、飲み込みにくさだけでなく、からだ全体のバランスを整えることができておすすめです」
漢方という選択肢を知った絢子さんは、薬剤師に教えてもらった漢方薬、柴朴湯(さいぼくとう)を飲んでみることにしました。
柴朴湯は、気の滞りを改善する半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)と自律神経系やからだの免疫機能を調整する小柴胡湯(しょうさいことう)を合わせた処方で、のどのつかえなどを改善する漢方薬です。
「漢方を飲み始めてしばらくすると、のどの違和感が気にならなくなり、飲み込みにくさも軽減してきました。咳もすっかり治って、体調もすっかりよくなりました」
続きを読む
スポンサーリンク
【注目の記事】
- 40代50代には「骨活」と「腸活」どっちも大事!「どっちもできちゃう」森永カルダスヨーグルトのヒミツとは
- ゆらぎ世代は健康の見直し時期。自分のことは後回しになりがちだからこそ取り入れたい毎日の腸活&骨活習慣
- 40・50代スタイリスト・編集部員が「全買い替え」を決意した優秀すぎるブラ。「試着なしでOK」「着やせ」「つけている感覚なし」夢のようなブラがあります!
- 40・50代に告ぐ!「なんだか調子がゆらいできたな」と迷う人に「ララフェム」が推せる理由って?佐々木千絵さんが試したよ
- 50代、甘いものを我慢しない。私たち「ゆらがない世代」が考える、暮らしのちょっといいコト
- 70代までやりがいをもって働ける有望資格「保育士」が学費負担ほぼゼロで取得できる?JR蒲田「学研アカデミー」が評判のワケ