骨盤のゆがみを正しく支える方法、実は3つしかない?

骨盤のことは気になるけれど、どう歪まないようにすればいいのかがわからない。多くの女性たちも同じように悩んでいます。正しく骨盤を支え、歪ませない方法は3つだけしかありません。しかも難しいことでもないのです。

しかもその3つは面倒でもなく、すぐに実行できることばかり。この3つを実行していれば、歪みかけた骨盤も正しい位置に戻ります。セルフケアで元に戻せるわけですから、骨盤を歪ませない毎日を送りましょう。

 

この3つで骨盤を正しく支える

骨盤の位置が歪んだら、プロに修正してもらえばいい。これは極論でしかありません。もっともいいことは、普段から崩さないように自分で正しく支えておくことです。そのための3つは以下の通りです。

 

座るときは上半身と腰が「L」になることを意識する。

ひざと足先が前方をまっすぐ向くように歩く。

普段から「歪ませない」姿勢を意識するほうが正しく支えられる。

 

少し面倒に感じるかもしれません。習慣にしてしまえば骨盤が歪む事態を作らずに済みます。面倒なことも習慣にしてしまえば、苦痛に感じなくなるのです。また骨盤を正しく支える姿勢は、美しい姿勢でもあります。

 

正しい姿勢が当たり前のことになれば、歪みにくい身体がキープされるようになるのです。40代からの姿勢の崩れはボディラインの崩れだけではなく、先々の健康にも関係します。所作も美しくなることを考えても、大人の嗜みとして行うことがおすすめです。

 

良い姿勢が「骨盤を正しく支える」とは限らない

よく背筋をまっすぐに伸ばした姿勢が正しいと言われます。この姿勢は見た目が美しいのですが、実際には胸を張った状態で座っていると背骨のクッション性を押し込んでしまい、骨盤にも圧力がかかって、歪みの原因になってしまうのです。

 

一見、凛とした美しいまっすぐ座りですが、骨盤に負担が大きく、腰痛の原因にもなる座り方になります。そのため習慣として行うことはふさわしくないのです。力まずに座ることが骨盤を正しく支えてくれます。

 

では力まずに美しく座るにはどうすればいいのか、といえば

 

座るときは上半身と腰が「L」になることを意識する。

 

ことです。

 

腰を立てる座り方で、上半身と頭は上に腰の上に積み上げるといった感覚になるでしょう。腰回りに軽く力を入れる必要がありますが、上半身や首・肩には力が入りません。床や椅子でも同じ座り方をおすすめします。ストレッチでも同じです。

 

まっすぐ歩くことは全身で歩くこと

くたびれていると歩き方もダラダラした感じになってしまいますよね。いつも颯爽と歩くということも、大人として社会で生きていると難しいことも事実です。しかし歩く際にも骨盤を正しく支えるためには、まっすぐ歩くべきです。

 

まっすぐに歩くということは、骨盤をうまく使うことになります。横に広がっている骨盤を軽くひねるように歩いているわけです。骨盤をひねる歩き方であれば、ひざと足先はいつもまっすぐに前を向いています。全身の筋肉も使って歩く方法です。

 

特に骨盤に連なる仙腸関節を活用するので、コリがほぐれるように気持ちいい歩き方になります。この歩き方はどんなに疲れていても簡単です。だから少しだけ意識して

 

ひざと足先が前方をまっすぐ向くように歩く

 

ことを心がけてみましょう。余計な脂肪とお別れするためのウォーキングの際にも、この歩き方で行うと足の負担も減りますし、効率よく脂肪を燃やす効果もアップします。

 

骨盤ベルトより確かな方法

骨盤の歪みのリスクを知っているからこそ、骨盤矯正ベルトを愛用しているという方も多いのではないでしょうか。簡単に締められる、お手頃価格になってきた、ということで購入するかを考えている方もいるかもしれません。

 

しかし歪む前から押さえつけることはおすすめできないことです。骨盤は緩やかに動いているものです。健康であればあるほど、骨盤はなめらかに動くから、逆に毎日の負担で歪むことも起こるのです。だからこそ

 

普段から「歪ませない」姿勢を意識するほうが正しく支えられる

 

という認識を持って、実行に移すことが40代からは重要だといえます。ある意味、40代はメンタルでもフィジカルでも切り替えと立て直しの時期です。この時期の見直しとリカバリーでもっときれいになれるかが決まってきます。

 

今よりも健康で、もっと洗練されたきれいな自分を作るためにも、骨盤を正しく支える習慣を身につけていきましょう。大人の女性の美しさは所作の美しさと洗練された物腰にあります。骨盤を正しく支える3つはその2つも約束してくれるものなのです。

 

余談ではありますが、骨盤ベルトを始めて使う際には専門家に選んでもらい、締め方のレクチャーを受けることをおすすめします。間違った締め方では効果が半減してしまうと考えることも大人の知恵なのです。

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