育ちはしぐさに現れる。知的で気品がある人は「人に見られる場所」でどう振舞う?
公共の場などでも、誰も見ていないとついつい普段の行いが露呈してしまいます。
「レディは見られる意識と魅せる意識の両方が必要です」と話すのは、(一社)日本プロトコールアントマナーズ協会の松田玲子先生。しぐさにも気を配り、素敵に輝く大人の女性を目指したいですね。
【 気品を身につけるシンプルな教え#52 無意識のしぐさ編 】前編
待ち合わせのとき、背中を丸めてスマホを操作して待っていませんか?
駅の改札口やビル等の入り口で椅子がない場合には立って待つことも多いと思いますが、顔をスマホに近付けて猫背になっている姿は見た目があまり良くないですね。
多くの方がいる場所でもありますので、お互いにすぐに見つけることができるよう顔を上げておくようにすると良いと思います。また、正面から相手の方が来るとは限らないので、自分の後ろ姿にも意識を持って待つとより美しい姿勢になると思います。
脚の「しぐさ」も見られています! はしたない無意識な座り方とは
椅子の高さ・机の高さ・靴の種類によって、美しく見える見え方が異なります。意外と見られているのがカフェのテーブルからの脚のラインです。リラックスした雰囲気から、脚を組む方も多く見受けられますが、脚の組み方によってはだらしなく見えてしまいますし、周囲への配慮を欠いた姿勢にもなりかねません。
脚を組む場合、つま先を揃えて美しいラインを作ります
足を組んだ後、両足のつま先の方向をそろえるとよりエレガントになります。ご自身で確かめていただきたいのですが、意識しないで足を組むと、つま先の方向がバラバラで違うことに気づくと思います。脚を組んだ時に脚の内側のラインを意識して横に流し、組んだ方の足首を意識して伸ばすとつま先までのラインが真っ直ぐになり脚長効果も出ます。
ロビーなどでソファに座る場合に、深く座っていませんか?
ホテルのロビーなどで待ち合わせの場合、ソファに腰かける時には待ち合わせの方がいらしたら直ぐに立ち上がることができるように浅く座るとエレガントでスマートな振舞いになります。また、座面より膝の位置を低くすると、スカートでも美しいラインを演出できます。脚を揃えて流すなどして、膝の位置を意識します。
ソファの種類によっては柔らかい座面で座りにくいこともありますが、腰をしっかり立てて座ると美しい姿勢で座ることができます。
続きを読む
スポンサーリンク