「つきよ」ではありません。「月代」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「月代」です。
「月代」の読み方は?
「つきよ」と読みたくなるところですが、残念ながらそれは不正解。「月代」にはさまざまな読み方がありますが、「月代」と調べてみたときに最初に出てくる読み方は意外に感じられるかもしれません。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「さかやき」です。
「さかいき」「つきしろ」「つきがわり」という読み方を記載している辞書もあります。それぞれ意味をご紹介していきます。
「月代(さかやき)」は
①平安時代、成人男子が冠の当たる額ぎわの頭髪を半月形にそり落としたこと。また、その部分。つきしろ。
②江戸時代、成人男子が額から頭の中央にかけて髪をそり落としたこと。また、その部分。出典元:さかやき|言葉|漢字ペディア
という意味です。
株式会社平凡社『百科事典マイペディア』によると、「武士が戦場で兜(かぶと)をかぶると熱気がこもって苦痛であるため起こった風習」なのだとか。髪の一部をそり落とす髪型は現代の価値観から見ると奇抜に映るものですが、理にかなった髪型だったんですね。
「さかいき」という読み方は、「さかやき」の変化した語です。
「つきしろ」と読むと、「さかやき」と同じ意味を表す場合もありますが、「月」を表す言葉になります。
「つきがわり」は
① 月がかわって、次の月になること。
② ひと月ごとに交代すること。ひとつきがわり。出典元:精選版 日本国語大辞典
という意味を表します。
いずれの読み方も、「月代」という表現自体も、現代で頻出するものではないと思いますが、本記事をきっかけに読み方を思い出していただけると幸いです。
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