【40代編集長の婚活記#3】結婚できないのは出会いがないから?
「どうして結婚してないの?」「なんとなく……」な独女のみなさまを代表して、44歳独女のOTONA SALONE編集長・浅見が婚活する連載です。44歳、独身、ペットなし。交友関係も広く、出会いもある。でも、自分から積極的に「結婚市場」に討ち入ったことがない。そのまま本日に至る浅見の未来はどっちだ? ではカウンセリングと診断をご担当いただく水野真由美先生、よろしくお願いします!
「なぜ浅見さんは結婚しなかったのかというと……」
水野先生
さて、コミュニケーション診断のグラフがとっても優秀だったにもかかわらず、どうして浅見さんがこれまで結婚にご縁がなかったのか。これをズバズバ指摘していきます。
編集長アサミ
(覚悟を決める音)
水野先生
まずね、「開示力」が高すぎるのよね。「開示力」というのは、どのくらい臆せず自分のことを相手に話せるか、オープンにできるかの力です。
編集長アサミ
それはもう、私は全開って感じですね……むしろ隠せない。
水野先生
日本の女の子ってね、小さいころから「家のことをぺらぺらしゃべるもんじゃありません」とか、「おとなしくいい子にしてたらいいことがある」って言われて育ってくるから、全体的にこの力は低めです。
編集長アサミ
そうなんですか……我が家は全員よくしゃべります。
水野先生
でね、浅見さんは初対面の相手にも全力で自分のことを開示するでしょ?
編集長アサミ
はい、それはもう、ネタとして誰かが楽しんでくれるなら、いかようにでも!
水野先生
だからね、ミステリアスな部分がないのよ。最初から気持ちも情報も全部出ちゃって、男性は初対面でもうお腹いっぱいになっちゃう。
編集長アサミ
(無言でうなずく)
「いい意味での裏表」というものが存在する
水野先生
表裏がないから友人になりやすいけど、その反面、いわゆる「ギャップ萌え」がないのよね。
編集長アサミ
(むしろ無言でうなずくしかない)
水野先生
あいつ面白いやつねとは言われるけど、友達になって終わる。「あなたにだけは心を許せる」というような弱みだとか、「僕にだけこんな姿を見せるんだ」みたいな、好奇心をそそる、いい意味での裏表がないの。
編集長アサミ
(ひたすらうなずいている)
水野先生
こういう人、独身のキャリア女性には結構いるんです。自己完結型なのね。仕事人として優秀、コミュニケーション能力も優秀だけど、男性がお嫁さんにしたいかどうかは……。
編集長アサミ
(はい、先生、私も「弱みを見せる」って、すごい大病や大けがをして物理的に弱ってる姿しか思いつけないです……)
結婚できなかった原因1位は「決められない」
水野先生
浅見さんは例外的な存在。結婚できない人にいちばん多いのは、「決められない人」です。
編集長アサミ
(気を取り直す音)というと?
水野先生
要するに心配性なのね。未来に対しての不安が大きい人。たとえば、相手のご家族がみなさん早く亡くなられていたりすると、「ガン家系かもしれない。子どもにも影響する」と先回りして心配してしまう。
編集長アサミ
子ども以前に、まだ結婚してないのに?
水野先生
はい。未来のことを必要以上に考えて、できるだけ失敗しないようにふるまうので、結果的にチャレンジや決断ができないんです。
編集長アサミ
うーん。
水野先生
これまでの人生に一度も結婚のタイミングがなかったという人は、逆に少ないんです。みんな、決められなかったの。
編集長アサミ
ああ、それは確かに……。
結婚できないのは「出会いがないから」という人が多いけれど。。。
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