
45歳「毎朝、動悸で目が覚める」。50歳、突然血圧が上がり…?【100人の更年期#84】前編
閉経の前後5年を一般に更年期と呼びます。日本人の閉経の平均年齢は50歳なので、45-55歳の世代は更年期に当たる人が多いもの。身体の不調に苦しみ「更年期障害」の状態に至る人もいます。
私ってもう更年期なの? みんなはどうなの?
オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。(ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです)
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【100人の更年期#84】前編
ヒロミさん 55歳
夫と子ども2人との4人暮らし。薬剤師として働きながら40歳でマラソンを始め、東京マラソンなどの大会にも出場。
「明け方、激しい動悸で目が覚めるけれど、起きたら治る」。いったいなぜ?
薬剤師として働く55歳のヒロミさん。薬には詳しいものの、更年期に関する知識は、自身にそれらしき体調の変化が現れるまでそれほど持っていませんでした。
「45歳になった頃から、動悸で目が覚めるようになりました。朝、胸がドキドキして目が覚めますが、起きるとドキドキは治まります。それが1週間くらい続いたら、しばらく何もなくなって、忘れたころにまた始まる…… この繰り返しが、50歳まで続きました。今となってみれば、これが更年期の始まりだったように思います」
ヒロミさんは血圧の上昇を疑い、夫が使っている血圧計を借りて血圧を測りましたが、上が110、下が90といたって正常値でした。動悸はランダムに続きますが、起きれば治ることから、ヒロミさんはとくに治療をすることなく生活していました。
不調を「見える化」してみてわかった、およそ1か月での波がある。これは…
ヒロミさんが50歳になったある日、街中で突然めまいに襲われました。グラグラする感覚を我慢しながら帰宅して血圧を測ると、上150、下90になっていました。これまで血圧は正常値だったヒロミさんは、驚いて内科へ診察を受けに行きました。
「先生から『年を取ると血圧が上がりやすくなるからね。生活習慣を見直して』と言われ、血圧を下げる薬をもらいました。ですが、血圧が上がったときに薬を飲んでも血圧は下がらず、血圧が正常値のときに必要以上に下がってしまうようになったので、薬を飲むのを止めました」
薬が効かないとはどういうことだろう……。不安になったヒロミさんは、自分の体調変化を観察してみることにしました。アプリを使って体温や血圧、その日の不調の記録をとり続けるうち、ふと生理周期と血圧が高くなる時期が連動していることに気付きました。
「血圧のデータをグラフ化して3か月分見てみたら、ゆるやかな波がありました。高くなる時期は、生理が終わった1週間後くらいに集中しているんです。生理終了後1週間といえば、ホルモンが排卵の準備を始める時期です。ホルモンが十分にないのに排卵しようとするから体調に異変が起きるんじゃないか。もしホルモンの減少が原因だとしたら、これは更年期なのでは!? そう思いました」
▶【この記事の後編】不調の原因がわかった!と思った矢先、「最悪の不調」が見つかってしまい…?
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