「ひとこま」ではありません。「一瞥」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「一瞥」です。
「一瞥」の読み方は?
「一〜」という漢字から推測して「ひとこま」と読んだ人がいるかもしれませんが、「ひとこま」は漢字で表すと「一齣」となり、「一瞥」とは異なります。「瞥」は「貨幣(かへい)」の「幣」にも似ていますが、「いちへい」という読みでもありません。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「いちべつ」です。
「一瞥」とは
ちらっと見ること。流し目に一たび見ること。
出典元:精選版 日本国語大辞典
という意味です。
「瞥」の部首は「目」です。「一瞥」も目に関係する言葉ですね。
「瞥」はこれだけで
みる。ちらっと見る。
出典元:瞥|漢字一字|漢字ペディア
を意味します。
「瞥」の読み方は音読み「ベツ」と訓読み「み(る)」のみです。「瞥」を用いた代表的な言葉には「一瞥」の他に「瞥見(ベッケン)」がありますが、これも意味は“ちらりと見ること。ざっと目を通すこと(出典元:ベッケン|言葉|漢字ペディア)”です。
「瞥」は読みも意味も、徹底的に「みる」を表す漢字なんですね。
なお、冒頭で「貨幣」の「幣」に似ていると書きましたが、「瞥」と「幣」は部首が異なるものの「敝」は共通しています。どちらの漢字も形声文字(音を表す字と意味を表す字を組み合わせてできた文字)で、「敝」は音符です。音符「敝(ヘイ)」は「瞥」においては「ヘツ」へと音が変化しています。
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