「いちひんり」ではありません。「一渉り」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「一渉り」です。
「一渉り」の読み方は?
「渉」に「歩」と含まれていることから、「一渉り」の読みを「歩」の読み方から推測した人がいるかもしれませんが、タイトルにもある通り、その読み方は「ひとあゆむり」ではありません。
「渉」は人名漢字として用いられることもあるので、人名に用いられる「渉」に馴染みのある人はすんなり読めるかもしれません。
正解は……
「ひとわたり」です。
「一渉り」とは
① はじめから終わりまで一度通すこと。一度。一回。また、楽曲などを終わりまで一回奏すること。
② 一段。ひときわ。
③ ひと通りの標準的なこと。いちおうのこと。出典元:精選版 日本国語大辞典
という意味です。「一渡り」とも書きます。
「渉」という漢字は
- 音読み ショウ
- 訓読み(常用漢字表外)わた(る)・かか(わる)
と読み、
①わたる。川などをわたる。
②広く見聞する。
③かかわる。あずかる。出典元:渉|漢字一字|漢字ペディア
という意味があります。
「渉(ショウ)」とだけあると、どんな言葉に用いられているかパッと思い出しにくいかもしれませんが、「渉(ショウ)」がつく言葉には「干渉(カンショウ)」「交渉(コウショウ)」や“外部や外国と連絡・交渉すること。また、その職務”を意味する「渉外(ショウガイ)」などが挙げられます。こう見ると、意外と身近な漢字だとわかりますね。
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