さすがに読めるよね…?「下戸」の読み方、知っていますか? 意外と間違う漢字クイズ!
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「下戸」です。
「下戸」の読み方は?
「下」も「戸」も比較的読みやすい漢字ですが、「下戸」の読み方は「したと」でも「しもと」でもありません。とはいえ、酒の席に関連する言葉を知っている人にとっては、すんなり読める言葉だったかもしれません。
正解は……
「げこ」です。
「下戸」とは
1 酒の飲めない人。酒が嫌いな人。
2 律令制で、戸を大戸・上戸・中戸・下戸に分けたうちの最下級。徴発に応じて出す壮丁が三人以下の戸。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「下戸」は元々、上記にもあるように律令制で用いられた区分の一つです。
「戸」とは、行政上、社会組織の単位とされた家を表し、賦役(ふえき:農民が領主から課せられた労働と地代)に従う義務をもつ壮丁(そうてい)※が6〜8人いる家が上戸、4〜5人いる家が中戸、3人以下の家を下戸といいます。貧富の差を区別する言葉でもあり、貧しい家は下戸と表されました。
この名称が酒飲みの人と酒の飲めない人を表すようになった由来には諸説あるようですが、「庶民の婚礼で酒が出される際、上戸か下戸かで振る舞われる酒の量が異なることから転じた」という説がよく知られています。
※
壮丁とは
1 成年に達した男子。一人前の働き盛りの男子。
2 労役・軍役にあたる成年の男子。特に、明治憲法下で、徴兵検査を受ける義務のある満20歳の男子。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味。
参考文献:上戸・下戸(出典元:小学館 日本大百科全書)
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