携帯代って普通はいくら?40代の平均通信費は○○円

携帯電話は、今やなくてはならない生活必需品。持たないわけにはいかないだけに、携帯代が高いのは困りものです。しかし、節約をしたくても、使っている機能が今までどおりに使えないと、自分だけではなく周りの人の迷惑になりかねません。そのため思い切ったことができず、二の足を踏んでしまいがちです。みんな、携帯代にいくら使っているのでしょうか。

 

■通信費は年々負担が増している

実は携帯代を含め、通信費がいくらかかっているのかについて、政府も注目しています。総務省の家計調査によれば、2016年の携帯代の全世代の平均は1万5390円でした。40代では、1万6998円です。

 

家計消費状況調査 <総務省、2016年度、2人以上勤労世帯>

*スマートフォン・携帯電話・PHSの通信・通話使用料

30代 1万5,884円
40代 1万6,998円
50代 1万7,938円

 

さらに、これから節約したいものとして、通信(電話、インターネット等)は、ファッション、車とともにトップ3に入っています。やっぱり、みんな節約したいポイントは同じですね。

 

消費者意識基本調査 <消費者庁、2016年度>

*今後節約していきたいもの

ファッション 37.4%
通信(電話、インターネット等) 36.5%
35.9%

 

 

■携帯代を安くする=通話とデータ通信を減らす

さて、ではどんな節約方法があるでしょうか。節約法はいろいろありますが、まずは今使っている携帯電話や料金プランを変えずにできることから始めましょう。

 

★無料通話機能を使う

LINE、Facebookなどの無料通話を使えば、携帯電話の通話料金はかかりません。通話したい相手と、同じSNSを利用していれば、無料通話のメニューをタップするだけなので簡単です。また、固定電話にかける時には楽天電話のアプリがオススメ。通話料がおよそ半額に抑えられます。

 

★Wi-Fi接続アプリを利用する

無料のWi-Fiスポットに近づくと、自動的に接続してくれるアプリを利用する方法です。「タウンWiFi」というアプリなら、面倒な認証操作は不要なのでストレスフリー。動画や音楽をたくさん楽しむ人に、特にオススメです。

 

Wi-Fiを利用するとなぜ、節約になるの?

携帯の通信には、3Gとか4G、LTEといった画面表示がされるモバイルデータ通信と、Wi-Fiでの通信があります。モバイルデータ通信は、携帯プランで月にどのくらい使えるかが決まっていて、一般的に3GB(ギガバイト)や5BGで契約している人が多いようです。契約している通信量を超えると、通信速度が極端に遅くなってしまうので、月末にはデータ通信量を追加購入する人も(1GB=約1000円)。一方、Wi-Fiではそのような制限はありません。

Wi-Fiの利用で、モバイルデータ通信量を減らせれば、追加購入をしなくてよくなりますし、さらに今より通信量が少ない、安い料金プランへ変更することも可能です。

 

★SNSの動画自動ダウンロードはオフ

Twitter、Facebook、Instagramなどで、動画をアップする人も多くなっています。広告も動画になっていることがよくありますね。これらをすべて自動でダウンロードしていると、データ通信量をどんどん消費していきます。

Wi-Fiの接続中だけ自動ダウンロードし、それ以外は手動にする設定にしましょう。設定は、それぞれのアプリの設定メニューなどからできます。

 

■格安スマホはあり? メリットとデメリット

携帯代を大幅に安くするなら、格安スマホの検討は避けて通れません。料金が安くなるメリットは魅力ですが、デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

 

★メリット→携帯代が安くなる

格安スマホにしたことで、月々5000円以上安くなった人も珍しくありません。また、各社とも料金プランが細かく設定されているので、ピッタリのプランを選ぶことができます。

 

★デメリット→メールアドレスが変わる

「@docomo.ne.jp」や「@ezweb.ne.jp」という携帯電話会社のメールが使えなくなります。ただし、Gmailなどの無料メールがあれば充分という人も増えています。

 

★ショップは少ない

格安スマホはショップが少ないので、何かあった時の相談先に不安を感じる人もいます。その場合は、電話でのサポートがしっかりしているところを選ぶようにしましょう。

 

★その他のポイント

→電話番号はそのまま使える

→携帯電話本体は使い続け、携帯会社だけを変えることもOK

 

 

通信は相手あってのもの。節約も大切ですが、周りへの配慮も同じくらい大切です。できるところから少しずつ、試してみてはいかがでしょうか。

 

(FPCafe登録パートナー   タケイ啓子

 

 

参照サイト

1016年度消費者意識基本調査 消費者庁・2017年6月28日発表

11ページ 今後節約したいもの

http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/adjustments_index_16_170628_0001.pdf

 

スマートフォン・携帯電話・PHSの通信・通話使用料

3-2の表

http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001171685

スポンサーリンク