「私は私を大切にできていない！」モヤモヤに気付いた人が次に「やってみるべき」驚きの行動とは？いわれてみれば非常に納得ですが

2023.04.25 WORK

「子供が生まれてからは、自分の物は欲しいと思わなくなった。だから別に自分の物は買わなくていいの」あなたはこのように思っていませんか？

心からこう思っているなら良いのですが、もし心のどこかでモヤモヤしているなら要注意です。そのモヤモヤは「私を大切にしてほしい」という自分からのSOSかもしれません。

本記事では『自分を知る練習　人生から不安が消える魔法の自己分析』の著者で強み発掘コンサルタントの土谷愛が、心のモヤモヤを解消して「自分らしく生きる」方法をお伝えします。

前編記事『「おしゃれなんてもういいや、この年で誰に見てもらえるわけでもなし」と考える女性が真に失っている大切なものとは？』に続く後編です。

私は自分のことをどう思っている？モヤっとしたら必ず「感情の自己分析」をしてみて

自分の中にモヤモヤした気持ちがあるなと気づいたら、自分にはどんな思い込みがあるのかを知りましょう。自分は自分のことを

・メイクやファッションは適当でいいや
・私にお金をかけるのはもったいない
・家族が優先で自分は一番最後でいい

と「思い込んで」いないか？　を考えてみてください。

本当にメイクやファッションに興味がないから、適当でいいと思っているなら問題ありません。心から家族が喜ぶ顔が見たいから、お風呂も食事も家族が先がいいと思っているなら、そのままで大丈夫です。

しかし、本当は

・もっとメイクして綺麗でいたい
・スカートが好きだから、スカートを履いてお出かけしたい
・たまには一番最初にお風呂に入りたい
・私だってハンバーグをたくさん食べたい

という気持ちが自分の中にあると気づいたなら、まずは「本当は私はこう思っているんだ」と受け止めてあげましょう。

そして、思い込みのまま生きていきたいのか？それとも思い込みを外して生きていくきたいのか？を考えます。

と言っても、突然、思い込みを外して生きていくことを想像するのは難しいですよね。そこでおすすめなのが、思い込みが外れた世界を1日だけ実際に体験してみることです。

たとえば、

・一番最初にお風呂に入ってみる
・色々な種類のケーキを選んで子供と食べるときに、子供よりも先にケーキを選んでみる
・かわいいスカートでお出かけしてみる
・好きな色のアイシャドウとリップを使ってメイクしてみる

など、簡単にできることからやってみましょう。

実際にやってみることで「お風呂は別に一番じゃなくていいな」とか「やっぱりメイクをすると気分が上がって楽しい」と色々と感じるはず。感じることで、お風呂のように「ここは譲れるな」という部分が出てきたり、「たまには私だってこの時間を大切にしたいな」と自分を優先したい気持ちが出てきたりします。

そうしたら、その出てきた気持ちに従って生きていきましょう。自分の気持ちを大切にして、自分の思うように行動してみる。このようにしていくと、自己否定感からのモヤモヤはなくなっていくでしょう。

毎日忙しくて時間がない40代女性こそ、自分の気持ちと向き合う時間を確保して、自分の感情を自己分析してみてください。忙しいと余裕がなくなり、どうしても自分のことを後回しにしてしまいがち。だから自分の大切な価値観を知り、自分の心を大切にする行動を意識するようにしましょう。

自分も家族も両方幸せにする生き方でなければ、真の意味で家族が幸せになることはない

あなたが自分のやりたいことをやって、笑顔でイキイキとしている姿を見ると、家族も一緒に幸せを感じてくれるはず。あなたにとって家族が大切なのと同じように、家族にとってあなたは大切な存在です。大切な人が楽しそうなのを見ると嬉しいのは、あなたも家族も同じです。

自分を後回しにばかりしていると、「やりたいこと」や「好きなもの」が自分の中から無くなってしまいます。家族のしたいことに付き添ったり、家族が食べたいものを用意するのもいいです。でも、子供たちにばかりデザートを食べさせるのではなく、たまには「私もパフェ食べちゃおう！」と率先して食べてみてもいいですよね。

その姿を見て、家族が「お母さんもパフェ好きだったんだね」とワイワイ盛り上がってくれるかもしれません。子供の中にも「お母さんはパフェを幸せそうに食べていたな」と、家族の楽しい記憶となって残るはず。子供が大きくなったときに、家族みんなでその話を楽しくできたらいいですよね。

もちろん、家族が好きなものを食べているのを見るのが幸せな人もいます。その場合も「お母さんは、僕たちが食べるのを、いつも楽しそうに見ていたよね」と嬉しい記憶として子供の記憶に残るのではないでしょうか。

「自分の幸せが何かを知っていて、幸せになる行動を自分で選んでいるか」が、幸せな人生になるかの鍵です。

自分のことを考える時間を持って、もっと自分を大切にしてほしい。そして、幸せな理想の未来を実現してほしいと、心から願っています。