二度目のベッドでは、私からローションを差し出した【40代、50代の性のリアル】
息子も気がついた、私のほんの少しの変化
そこから1年以上、週に一度は必ず会い、セックスを重ねている。けんかすることもある。彼は離婚してまだ日が浅く気持ちに揺れがあり、ヨシミさんも15年ぶりの恋愛で心に歯止めがかからないことがあった。いまは、けんかできる相手だからこそ、セックスも楽しめると思っている。
大学生になった息子には恋人ができたことを話していないが、「お母さん、最近あんまり怒らなくなったね」と言われた。母親からも「最近、肌の調子がいいんじゃない?」と声をかけられた。
「男性も女性も年を重ねると欲求がなくなって、セックスしなくなるし、できなくなると耳にしていたんですが、それってただの思いこみだったんですよね。彼との出会いでそこから、パンッ!と解き放たれた気分です。その影響で、英語の勉強をはじめました。20代のころは英語が得意だったんですけど、すっかり離れていたので、もう一度話せるようになりたいと思って。スポーツジムにも通っています」
私たち二人、けんかもするけれど
再婚は考えていない。
「自分で稼げる仕事もあって、この先ひとりでも生きていける。会いたいとき、したいときに、彼と過ごす。そんな関係のほうが相手に期待もしすぎなくて、私には合っているみたいです。けんかは相変わらずよくするけど『これ以上言い合ったら、いいエッチができなくなるよ!』ってやめるんです。仲直りエッチは、また格別ですからね」
ノブオさんのことは”親友”でもあると思っている、とヨシミさん。男女としてつき合うだけだったら、いつか別れるかもしれない。親友だったら別れなくていい。「ひとりじゃない」という実感がある。
いろんな人と会えるけど、誰と会えるかわからないマッチングサービス。”幼なじみの元夫”という、思いもかけない出会いもある。そこからどのような関係を築いていくかは、自分次第ということなのだろう。
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この話の前編は>>44歳、バツイチ。まさかの相手とベッドを共にすることに…?
【編集部より】
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三浦ゆえ・著/
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