「たくむ」でも「とうむ」でもありません。「悼む」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「悼む」です。
「悼む」の読み方は?
「悼」には「電卓(でんたく)」や「卓球(たっきゅう)」などでお馴染みの「卓」が含まれていることから、上記言葉を「たく」と読んだ人がいるかもしれません。ですが、残念ながらそれは間違い。
また「哀悼(あいとう)」「追悼(ついとう)」などの言葉では「悼」を「とう」と読みますが、「悼む」を読む際は「とう」とは読みません。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「いたむ」です。
「悼む」とは
死んだ人を思って悲しむ。死者をかわいそうに思う。
出典元:いた-む|言葉|漢字ペディア
という意味です。
「悼」は音を表す文字と意味を表す文字を組み合わせて作る形声文字で、心と、音符「卓(タク)→(タウ)」から成ります。おそれる、びくびくする意味を表します。「卓」という漢字が含まれていますが、音が変化しているため「タク」とは読みません。
「悼」の読みは
- 音読み トウ
- 訓読み いた(む)
です。
一方「卓」は
- 音読み タク(常用漢字表外)シツ
- 訓読み(常用漢字表外)つくえ・すぐ(れる)
と読みます。
「悼む」の類語表現、これ何て読む?!
「悼む」の類語表現には「悔やむ」「弔う」「弔する」「哀悼」「哀惜」「追悼」「愁傷」が挙げられます。「悔やむ」や「哀悼」「追悼」「愁傷」は比較的読みやすいかと思います。では「弔う」「弔する」「哀惜」はなんと読むでしょうか。
「弔する」の読み方に戸惑った人は少なくないはずです。人の死を悲しみいたむ意をもつ「弔」の読み方は
- 音読み チョウ
- 訓読み とむら(う)
です。
よって正解は「弔う(とむらう)」と「弔する(ちょうする)」です。
「哀惜」は「惜」を「錯」と読み間違えないよう注意しましょう。「あいさく」ではありませんよ。正解は「あいせき」です。「哀惜」は「人の死などを悲しみ惜しむこと。また、過ぎ去ったことに心ひかれて惜しむこと」を表します(出典元:精選版 日本国語大辞典)。
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