
叶姉妹、ネットでの再ブレイクは偶然ではない。その裏にあるワケとは(後編)
叶姉妹や彼女たちを輩出した「25ans」は明らかに男ウケを狙っていないと思うのです。たとえば、「美肌のために、すっぽんを食べましょう」という叶姉妹の提言は、女性にとってはおいしくて美肌になるという意味で一石二鳥の楽しいイベントでしょう。しかし、何もしないのにとびきりキレいであってほしいと願う男性にとって、女たちがすっぽんをむさぼり食う姿は恐怖以外の何物でもない。
男性にウケるための美容は目的があるという意味でビジネスですが、自分が自分のためにする美容は必ずしも成果を必要としないので趣味と言えるでしょう。叶姉妹のファッションやメイクは日本人男性が好むものではないと思いますが、にも関わらず彼女たちが自分のスタイルを貫いていく姿は、趣味の中でも一番ディープな部類、つまりオタクと言えるのではないでしょうか。
「徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました」(日本テレビ系)に出演した叶姉妹は、「私どもは人とくらべない」と発言していましたが、これもまたオタク気質の一つだと思うのです。真のオタクとは、人を責めたり、貶めたり、くらべたりもせず、ひたすら好きなものに耽溺する人たちを指すと思うからです。
自分をオタクというのは恥ずかしいと思われていたこともありますが、今はそんなことはありません。日本の個人消費を支えているのはオタクたちで、企業は彼らの財布の紐をゆるくしようと努力しています。その一方で、SNSで他人サマの生活がいやでも目に入り、どうしても自分と他人をくらべざるを得ない毎日を私たちはおくっています。
いいオタクが生み出す「くらべない」という安らぎと、美に恵まれた叶姉妹が支持されるのは、不思議ではない気がします。
▶▶:叶姉妹、あのゴージャスライフを送る資金はどこから生まれてくるのか?
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文/仁科友里
この記事は2018年9月に初回配信されました
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