「はさむ」とも読みますが……「さ」から始まる「挟む」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「挟む」です。
「挟む」の読み方は?
「はさむ」は正解です。ですが、「挟む」には表外字(常用漢字表に入っていない漢字)ではありますが、「さ」から始まる訓読みがあります。「さ」から始まる訓読みの場合、「さ〇〇〇む」と読みます。
正解は……
「さしはさむ」です。
「挟む(さしはさむ)」とは
①間に入れる。割りこませる。
②ある考えをひそかに心にいだく。出典元:さしはさ-む|言葉|漢字ペディア
という意味です。
なお「挟む(はさむ)」と調べてみたところ
①間に入れる。中間の位置に置く。
②間に入れ両方から押さえる。つまむ。出典元:はさ-む|言葉|漢字ペディア
とありました。
文中に「挟む」とあったとき、文脈から“ある考えをひそかに心にいだく”という意味が読み取れた場合には「はさむ」ではなく「さしはさむ」と読みましょう。
「挟」と「狭」はよく似ていますが、部首が異なります。うっかり読み間違えないよう注意しましょう。
部首が「扌(て・てへん)」の「挟」は
- 音読み キョウ
- 訓読み はさ(む)・はさ(まる)(常用漢字表外)さしはさ(む)
と読みます。
部首が「扌」のことからも分かる通り、「手」と「夾(ケフ)(わきばさむ)」から成り、手ではさむ意味を表します。
一方、部首が「犭(いぬ・けものへん)」の「狭」は
- 音読み キョウ高(常用漢字表外)コウ
- 訓読み せま(い)・せば(める)・せば(まる)(常用漢字表外)さ
と読みます。
「狭」は「犬」と音符「夾(カフ)」から成り、心のせまい意を表します。この意味が転じて、空間が「せまい」意に用いられるようになりました。
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