「いちや」と読みたくなりますが……「一矢」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「一矢」です。
「一矢」の読み方は?
「いちや」「ひとや」と読みたくなるところですが、残念ながらそれは間違い。とはいえ、以下の言葉を声に出して読もうとすると、「一矢」の読み方が思い浮かぶはずです。
「一矢報いる」
あなたはなんと読みましたか?
正解は……
「いっし」です。
「一矢」とは、漢字が表す通り、1本の矢を表します。
そして「一矢を報いる」とは
敵の攻撃に対して、矢を射返す。転じて、自分に向けられた攻撃・非難などに対して、大勢は変えられないまでも、反撃・反論する。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「矢(や)」という読み方の方が馴染みがあるかと思いますが、「シ」という読みは「矢」の音読みです。日本語・漢字検索サイト「漢字ペディア」を見てみると、「矢(シ)」と読む言葉はあまり多くありません。「一矢」以外の「シ」と読む言葉には
- 毒矢
- 嚆矢
があげられています。
「毒矢」は「ドクシ・ドクや」と読みます。「ドクや」の読み方の方が馴染み深いかもしれませんね。漢字が表す通り、“矢じりに毒を塗った矢”を意味します。
そして「嚆矢」は「コウシ」と読みます。
「嚆矢」とは
① (「嚆」は、さけびよぶこと) やじりに鏑(かぶら)を用いていて、射ると音をたてる矢。かぶら矢。鳴箭(めいせん)。
② (昔、中国で、戦争の初めに①を射たところから) 物事の初め。最初。出典元:精選版 日本国語大辞典
という意味です。
★他の問題にもチャレンジ!
答えは>>こちら
スポンサーリンク