「ぎょうむ」ではありません。「撓む」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「撓む」です。
「撓む」の読み方は?
「撓」は日常生活であまり見かけることのない漢字かと思います。ですが、「撓む」の意味自体は触れたことがあるはずです。
「撓む」は
1他から力を加えられて弓なりに曲がる。しなう。
2飽きて疲れる。心がくじける。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
1の意味を表す例文には「実の重みで枝が撓む」があげられます。
なんと読むかわかりましたか?
正解は……
「たわむ」です。
「撓む」は「たおむ・とおむ・いたむ」とも読みます。「たおむ・とおむ」は「たわむ」と同じ意味を表します。
「いたむ」は「撓める(いためる)」の文語形とあり、「撓める(いためる)」とは「皮を膠にかわの液に浸して、槌つちでたたいて固める」という意味です(出典元:小学館 デジタル大辞泉)。
「撓」には以下の読み方があります。
- 音読み ドウ・トウ・コウ
- 訓読み たわ(む)・たわ(める)・た(める)・しな(う)・しわ(る)・くじ(ける)・みだ(れる)・いた(める)・しおり
とはいえ、「撓」は日本漢字能力検定1級に相当する漢字であり、常用漢字表には含まれていません。これらの表現が用いられる際には、ひらがなで表されることがほとんどかと思います。その点は少し安心ですね。
ちなみに、「たわむ」の漢字表記は「撓む」ですが、ふざけるなどの意味で用いられる「たわむれる」の“たわむ”は全く別の漢字であり、意味も異なります。「たわむれる」は漢字で「戯れる」または「謔れる」と書きます。
「戯れる」は
①遊び楽しむ。
②ふざける。おどける。
③みだらなことをする。出典元:たわむ-れる|言葉|漢字ペディア
という意味です。
「謔れる」は「冗談を言う。ふざける。おどける」を意味し、「戯れる」の①と③の意味はありません
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